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【阪神】5年ぶり8連敗で広島と7・5差

7/1(土) 6:05配信

スポーツ報知

◆阪神3―4ヤクルト(30日・甲子園)

 阪神が2012年以来となる5年ぶりの8連敗を喫した。1点リードの5回に先発の青柳がプロ野球タイ記録の3死球の乱調で4失点。5回には福留がチーム47イニングぶりの適時打を放ったが、1点差の7回無死一、三塁では空振り三振。あと1点が遠く、首位・広島との差は、球団史上最大逆転Vのデッドラインを超える7・5ゲーム差に開いた。

 聖地の虎党の大声援もむなしく、原口のバットが空を切った。一打出ればサヨナラの9回2死二、三塁。カウント2―2から秋吉のアクシデント降板で登板した近藤に1球で仕留められた。1点が果てしなく遠く感じられる黒星街道。金本監督は「まあ、いつものことでしょう。そういう時期ですね」と顔を紅潮させながら、必死で怒りのマグマを鎮めた。

 “劇薬”の効果も乏しかった。新幹線での移動となった名古屋駅のホームでは「原口とか中谷、北條あたりが2割8分、10本ぐらい打っていたら、現場もフロントも外国人を獲ろうとはしていないわけだから。これまであの辺には死ぬほどチャンスを与えた。いつまでもチャンスはない」と若手に最後通告。言葉通り、春季キャンプでMVPを与えたホープの北條を2軍に降格させ、1番には今季初めてベテランの鳥谷を起用した。

 3点を追う5回1死二塁では福留にチーム47イニングぶり適時打、チーム50打席ぶりの得点圏での安打が出たが、流れが一気に変わることはなかった。続く1死一塁で中谷が高めのボール球を遊飛。「あそこでボール球振るようでは。状況とか試合の流れとか、空気感とか、もうそろそろやってくれないと。今までは若いから許された部分あったけど、若いといっても、もう何百打席立っているのか、という。厳しさも出していかないと。何でも許されるのでは、彼のためにもならない」と、24歳の5番打者を7回の守備からベンチに下げた。

 球団の歴史上、最大の逆転Vは1964年の6・5ゲーム差。ついにデッドラインを超えた虎が、底なしの泥沼でもがいている。(島尾 浩一郎)

最終更新:7/1(土) 8:02
スポーツ報知