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福島医大、県内定着低い入試後期日程 2019年3月で廃止

6/30(金) 9:52配信

福島民報

 福島医大医学部入試の後期日程は2019(平成31)年3月の実施を最後に廃止される。卒業後の福島県内定着率が低い同日程の募集枠23人を、県内出身者限定もしくは卒業後に県内病院での勤務を条件とする区分に振り分け、医師確保につなげる。
 同大が29日、発表した。一般入試の前期日程は2月下旬、後期日程は3月中旬に試験を行っている。大学側によると、同大を第一志望とする受験生の多い前期日程と比べ、後期日程は前期日程で他大学を受けた全国各地の学生が受験するケースが目立つ。この結果、近年は募集枠23人のうち、県内からの合格者は数人という状況となっている。
 前期日程の場合には在学中に県緊急医師確保修学資金の貸与を受け、卒業後に県内病院での勤務を出願の条件とする地域枠があり、推薦入試には県内出身者を条件とする募集枠を設けている。しかし、後期日程には同様の枠組みがないため、学生が県内に定着する割合は他の区別の5割程度にとどまっているという。
 変更後の全体の定員や、区分別の募集枠については県、厚生労働省、文部科学省などと協議するが、大学側は130人の定員を維持した上で、後期日程の募集枠を他の選抜方式に振り分けたい考えだ。

■推薦区分も一部を変更
 福島医大は後期日程の廃止と合わせ、推薦入試の区分を一部変更する。
 同大で学ぶ意思の強い浪人生を念頭に、県内出身者向けのA枠に前年度の高校卒業者に限定した既卒枠を新設する。また、県修学資金の貸与と県内病院勤務が条件のB枠の対象を県外出身者のみとし、福島で学び、働く意思のある県外の優秀な人材を呼び込む。

福島民報社

最終更新:6/30(金) 10:01
福島民報