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岐阜女子大の五右衛門風呂が完成 災害時に活用

6/30(金) 8:51配信

岐阜新聞Web

 岐阜女子大(岐阜市太郎丸)の学生が設計から施工までを手掛けた、災害時に地域住民に開放する入浴施設の竣工(しゅんこう)式が29日、大学構内であり、学生や協力企業の関係者ら約70人が完成を祝い、一番風呂が沸かされた。
 同施設は木造平屋約10平方メートルの「災害時浴室棟」。隣接する体育館が災害発生時の緊急避難所となっており、断水や停電時でも避難者が利用できるよう、薪(まき)で沸かす五右衛門風呂二つを備える。薪は地域住民の協力で、大学裏山の間伐材を利用する。
 住居学専攻の学生は建築やインテリアのデザインを学んでおり、これまで大学構内に保育実習棟などを建設。3棟目となる今回は、災害時に役立つ入浴施設を企画し、計約80人による実習として2015年10月から建設を進めてきた。
 式では、火入れを行った後、協力企業コーケン(可児市)の渡辺紀幸社長(66)が一番風呂を体験。渡辺社長は「学生と一緒に作り上げた風呂に入ることができ、いい気分。湯加減も最高だった」と笑顔を見せた。3年生の松久真里奈さん(21)は「施設が使われないのが一番いいけれど、もし災害時に使われる場合には、地域の癒やしとなってほしい」と話した。

岐阜新聞社

最終更新:6/30(金) 10:10
岐阜新聞Web