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夜の公道60キロ、戦闘車が走る 陸自訓練、釧路から矢臼別

6/30(金) 7:01配信

北海道新聞

最長規模、市民ら抗議も

  【釧路、釧路町、別海】陸上自衛隊第7師団(千歳)の長距離機動訓練で、苫小牧西港からフェリーを使って釧路西港に運ばれた装甲戦闘車と戦車回収車の計4両が29日夜、目的地の陸自矢臼別演習場(根室管内別海町など)に向けて公道を走行した。住宅街や商業施設近くが経路となった釧路市内では、ごう音が響く中、公道走行に反対する市民らが抗議の声を上げた。

レバンガ折茂がダイブ さっぽろテレビ塔から

 釧路西港から矢臼別演習場までは約60キロ。陸自北部方面総監部(札幌)によると、戦車と同じく走行用ベルトを装着した陸自戦闘車両の公道走行としては「近年では最長規模」という。

「本当に必要な訓練か」

 29日午後4時40分ごろ、釧路西港にフェリーが接岸。騒音軽減と道路保護のため走行用ベルトにゴムを取り付けた89式装甲戦闘車3両と戦車回収車1両が午後9時ごろ、同港を出発した。近くで見守った釧路市の自営業清水敏和さん(68)は「公道を走ることへの違和感が拭えない。本当に必要な訓練なのか」と話した。

 4両は時速10~20キロで、周囲に住宅や病院が立ち並ぶ道道やイオン釧路店(釧路管内釧路町)脇を走り、矢臼別演習場に向かう国道272号を北上した。釧路西港から2キロ離れた道道沿いでは、釧路地区労働組合総連合(釧労連)などが「装甲戦闘車の公道走行反対!」と訴える横断幕を掲げ、約40人が「訓練をやめろ」と声を張り上げた。

北海道新聞

最終更新:6/30(金) 7:01
北海道新聞