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「自身の弱点をさらけ出す」厄介なオトコの嫉妬からの回避法

6/30(金) 6:01配信

ホウドウキョク

“嫉妬”はあって然るべきもの

「人間は嫉妬するようにできている」ということは第2回で解説してもらったが、やはり嫉妬するorされるとなると、どちらにせよ心持ちはあまりよくない。どうにか嫉妬そのものを回避する術はないものだろうか?

「嫉妬は大切な感情の1つなので、抑えるべきではないと思います」(産業カウンセラー・川村佳子さん)

「嫉妬を含む感情というものがなければ、人は思考しません。思考しないということは、問題解決のための努力をしなくなるということなんです。だから、あって然るべきものと思いましょう」(脳科学者・澤口俊之さん)

2人から「嫉妬の抑制はNG」と言われてしまった…。澤口さんが言うように、嫉妬という原動力がなくなれば、目の前の問題に対する策を講じなくなり、成長も出世もしないということはわかる。では、川村さんはなぜ「抑えるべきではない」と考えるのだろうか?

「心理学では、嫉妬心を無理やり抑えようと我慢したり、なかったことにしようと見なかったりすると、いずれ『うまくいかないのは自分のせいではないか?』と自分を責め、最悪の場合うつ病に至るケースもあると考えられています。溜め込んだ嫉妬心が外側に爆発して、他者や社会を攻撃するようになる場合も。嫉妬に限らず抱く感情は自分の中から排除しようとせず、ありのままにしておく方が自分のためになるでしょう」(川村さん)

嫉妬心を落ち着かせるには相手に話す&リラックス

「人から与えられたネガティブな感情として捉えるのではなく、自分自身の一部と考え、ありのままを丁寧に扱うことで苦しさは軽減すると思います。誰もが抱く自然な感情で、悪いものではないと思うことで、自己肯定感にもつながっていきます」(川村さん)

川村さんは「嫉妬していることを相手に直接伝えるのも一つの方法」と話す。「あなたは才能がありすぎて、嫉妬するくらい羨ましいよ」と冗談めかして伝えることで、嫉妬心が解消されるそう。また、相手から「僕は要領が悪いから、足で稼ぐしかないんだ」といった弱点の話が聞けるかもしれない。これでさらに溜飲が下がるだろう。

直接伝えることをためらうのであれば、1人の時に「あの人の要領のよさに嫉妬した」など、実際に口に出して表現し、嫉妬の対象や理由を整理しよう。“感情の表現”は、気持ちを落ち着かせるという。

「親しい友人や家族に話して発散する人もいますが、その友人や家族に『それはあなたの努力不足だよ』と共感してもらえず、余計に傷つく可能性もあります。リスクが生じることも踏まえた上で誰かに話したい時は、『ただ聞いてほしい』と一言付け加えると、自分を守ることにつながります」(川村さん)


脳科学から見た、嫉妬心を軽減させる方法は?

「理想は、嫉妬という感情を思考に変え、嫉妬の原因や問題を解決する手立てを探ることです。ただ、毎回向き合うのはしんどいという人もいると思います。男性の嫉妬は怒りの感情に似ているので、怒りを鎮めるリラックス法を実践することで落ち着くと思いますよ」(澤口さん)

怒りを鎮める方法でもっともポピュラーなものが、ソファに横になること。上を向いて深呼吸をすると、「今はリラックス状態だ」と脳をダマすことができ、嫉妬の感情が収まるという。横になれない場合は、空を見て深呼吸すると同じ効果が得られるとのこと。

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最終更新:6/30(金) 6:01
ホウドウキョク