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びんご建築女子が家の模型キット 広島・福山大グループ考案、小学生向け

6/30(金) 21:40配信

山陽新聞デジタル

 広島県福山市東村町の福山大工学部建築学科の女子学生グループ「びんご建築女子」が、家や家具の模型が作れる小学生向けキットを考案した。8月9日に同大で開く「夏休みこども模型教室」で活用し、参加者に“理想の家づくり”を体験してもらう。

 キットは、実際の建築模型で使われるスチレンボードを使用。あらかじめ壁や屋根の形に切り取られたボードを組み合わせることで実物の30分の1の家が完成する。大きさは縦20センチで横幅は10センチと30センチの2種類を用意した。高さはいずれも20センチ。絵の具で屋根や壁に好きな色を塗ったり、床部分にカラフルな布を貼り付けたりして完成させる。

 家具はキッチン、棚、トイレ、冷蔵庫、勉強机など20種類。いずれも学生がコンピューター利用設計システム(CAD)を使ってデザインした。パーツが印刷された紙がボードに貼り付けられており、切り取って接着剤で組み上げる。

 同グループは、女子学生のキャリア支援を目的に2015年に発足。これまでOGを招いた講演会や建築の見学会などを行ってきた。現在は1~4年生約40人が所属している。

 活動の幅を広げようとボランティア活動を初めて計画。1~3年生14人が実施メンバーとなり、小学生に建築について知ってもらうため模型教室の開催を決めた。オリジナルキットはその中で出てきたアイデアで、指導教員の佐々木伸子准教授からアドバイスを受けながら取り組んできた。

 教室は小学3~6年生が対象。子どもたちは佐々木准教授から住宅に関する簡単な講義を受けた後、自分が住んでみたい家を設計。それを基に学生の指導を受けながらキットを使って製作する。

 3年河田陽依菜さん(20)は「子どものころ、理想の家を考えたのが進路を決めるのに結びついている。建築の面白さを知ってもらうきっかけになれば」、同和田有希子さん(22)は「しっかり教えられるか不安はあるが、どんな発想が出てくるのかわくわくする」と話している。

 教室は午前10時~午後4時。参加費200円で定員15人。申込期間は7月1~6日で応募者多数の場合は抽選となる。住所、氏名、学年、電話番号を記入してEメール(shinko@fuarc.fukuyama-u.ac.jp)で申し込む。