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歴代、現役、生え抜き、球団史上…ホークス松田の200本塁打の位置づけは?

6/30(金) 8:11配信

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“福岡ソフトバンク生え抜き”では史上初

 ソフトバンクの松田宣浩が6月27日の日本ハム戦で史上101人目の200本塁打を記録した。きわどいファウルの後の打ち直しでの本塁打。投手は高梨裕稔だった。

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 現役選手では7位タイ。1位は阿部慎之助(巨人)の383本塁打だ。松田は4736打数で200本を達成。本塁打率(打数÷本塁打)は23.68で、200本塁打以上の打者では73位と長距離打者とは言えない。また、三塁手での出場が最も多い打者としては、16人目。1位は衣笠祥雄の504本塁打、2位は長嶋茂雄の444本塁打、3位は小久保裕紀の413本塁打となっている。

 ホークスに在籍した選手としては13人目。1位は野村克也の657本塁打、2位は門田博光の567本塁打、3位は秋山幸二の437本塁打。ホークスのフランチャイズプレイヤー(一度も移籍していない選手)としては、352本塁打の松中信彦に続いて2人目だ。また、ホークスが福岡ダイエーから福岡ソフトバンク・ホークスと球団名が変わってからは初めての200本塁打到達となった。

 松田は中京高校、亜細亜大を経て2005年大学・社会人ドラフトでソフトバンクに入団。3年目に規定打席に到達し、17本塁打を放った。180センチ、88キロは目立つ体格ではないが、勝負強い打撃とダイナミックな守備でチームを引っ張る存在となった。

4分の3以上は右投手からの本塁打

 初めて25本塁打を打ったのは28歳のシーズン。30本に到達したのは32歳のシーズン。もともと打撃センスは良かったが、スラッガーとしての才能が開花したのは30歳近くになってから。大器晩成型の選手だと言えるだろう。

 松田は右打者ながら、右投手からよく本塁打を打っている。200本のうち、157本が右投手。本塁打率は22.65、通算打率は.272。一方、左投手からは43本塁打、本塁打率は27.49、しかし打率は.280。右投手には思い切って振っていき、左投手にはシュアな打撃を心掛けるという松田の特長が見て取れる。

 今季は中軸を外れ、7番での出場が多いが、日本ハム・中田翔と並ぶリーグ9位タイの39打点。得点圏打率は.322。下位打線の中心打者としてしぶといところを見せている。

 松田は、今年34歳になった。チームには、鶴岡慎也、川崎宗則、高谷裕亮、内川聖一と松田よりも年長の野手がいるが、実質的な内野のリーダーとして、チームをけん引している。年齢的にはベテランの域に達したが、そのパワーは衰えていない。

 12球団一選手層が厚く、競争が激しい福岡ソフトバンク・ホークスでは、レギュラーを確保するのも難しいが、チームの精神的な支柱として、今後も本塁打を量産してほしい。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

最終更新:6/30(金) 8:11
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