ここから本文です

日本は障害者への対応が遅れている国なのか? バニラ・エア問題の木島英登氏「誰に対しても優しい社会になればいい」

6/30(金) 19:32配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 バリアフリー研究所代表の木島英登氏が、奄美空港でバニラ・エア機のタラップを自分の腕だけで登ることになった問題が、大きな議論を呼んでいる。

 果たして日本は障害者への対応が遅れている国なのだろうか。29日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、木島氏も生出演、一緒に議論した。

 東京バリアフリー協議会理事長の齋藤修さんは、15年前の交通事故が原因で車椅子生活となった。街に出ると、健常者は全く気が付かない、ちょっとした坂道や道路の凹凸が気にかかる。「頭に振動を与えちゃいけない人もいる。そういう人はこういう所は向かない」。

 障害者用に作られたトイレにも、不便を感じることがあるという。ドアに取っ手がないと開けるのにも一苦労だ。苦労して開けても、入る前に閉じてしまう構造になっているドアも多いと感じている。

 車椅子生活者にとって困るのが、至るところで見かける、自転車が歩道に侵入しないようにするためのガード。車椅子で通り抜けるのは困難だ。

 バリアフリーを推進することが本業の木島氏は「日本が遅れているというわけではない。駅にエレベーターがついていて、障害者対応のトイレもたくさんある。設備の面では進んでいる」と話す。一方で、「杓子定規であったり、心の面やサービスの面に課題がある」と話、「一つのアイデアとしては、当事者意識を持ってもらうこと。自分に関わる問題なら、人々は当然関心を持つし、理解を示す。海外旅行の経験で言うと、車椅子で動きやすい街にはベビーカーが多い」とした。

 バリアフリーな施設や製品の設計・開発などを行う株式会社ミライロのユニバーサルマナー講師・岸田ひろ実氏は、街中で障害者を見かけた時に「何かお手伝いできることはありますか」と声がけをすることの重要性を指摘する。

 岸田氏は「日本社会でも障害のある方、何か不自由を感じている方が外に出る機会が多くなると思う。ハード面もすでに整備されていっているが、さらに2020年のオリンピック・パラリンピック開催を機に、整備はさらに進むと思う。企業、行政機関、教育の現場で、障害者だけでなく、高齢者やベビーカー利用者などにどう接していけばいいのか教えて欲しいという声をたくさんもらっている」と話した。

1/3ページ

最終更新:6/30(金) 19:32
AbemaTIMES