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豪警察ローマ法王側近を訴追、児童性的虐待の容疑

6/30(金) 13:53配信

ロイター

 ローマ法王の側近が6月29日、母国オーストラリア警察から複数の性的虐待容疑で起訴された。これで、世界的に広まっていた聖職者による児童虐待疑惑が、バチカンの中枢にまで及んだ。
 ローマ法王フランシスコの任命で財務局長を務めるジョージ・ペル枢機卿(76)は、性的虐待容疑で訴追された法王庁最高位の聖職者。ペル枢機卿は同日、バチカンで行われた記者会見で容疑を全面的に否定した。
 同枢機卿は少なくとも過去1年間、児童への性的虐待を調べているオーストラリア政府委員会の調査対象になっていた。
 ペル枢機卿が1970年代に聖職にあったビクトリア州警察は29日、複数の被害届に基づいて、「過去に遡る複数の性的虐待容疑」で同枢機卿を起訴した。ペル枢機卿は当初、7月18日にメルボルンの治安判事裁判所への出廷を命じられていたが、7月26日に変更された。変更理由について、オーストラリア警察はコメントしていない。
 ペル枢機卿は記者会見で、メディアによる「執拗な誹謗中傷」を非難、「汚名を晴らしてローマに戻ることを望む」と述べた。

(バチカン、6月29日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)

最終更新:6/30(金) 13:53
ロイター