ここから本文です

土湯温泉から五輪観戦を あづま球場に近い温泉地、外国人誘客へ

6/30(金) 11:01配信

福島民友新聞

 福島市の土湯温泉は、東京五輪野球・ソフトボール競技の一部試合が行われるあづま球場(同市)から近い温泉地として、誘客に向け外国人旅行者の受け入れ態勢の整備を進めている。施設の改修だけでなく、英会話の習得などハード、ソフト両面での「おもてなし」で招き入れたい考えだ。

 温泉街の中心部にあるニュー扇屋は昨年12月、和室2部屋をつなげ和洋室1部屋に改修した。純和風の旅館に合うように洋室ではなく和洋室とし、畳の上にセミダブルベッド2台を設置、トイレもバリアフリー化した。これまでに外国人の利用客はいないものの、宿泊客には好評だという。

 若女将(おかみ)の森山夏名さん(27)は「ベッドでないと落ち着かない外国の方もいるかもしれない。分かりやすく日本文化を伝えられるような宿にしたい」と意気込む。

 現在、英語版のホームページを作成中で、館内表示の英語表記も検討中だ。土湯温泉ではニュー扇屋だけでなく、ほかの宿泊施設でもトイレの洋式化やWi―Fi(ワイファイ)環境整備が進んでいる。

 土湯温泉旅館事業協同組合青年部は今月、従業員を対象にした英会話講習をスタートさせた。外国人講師を招いた4回の講座で、仕事に生かせる英会話を中心に学んでいる。

 NPO法人土湯温泉観光まちづくり協議会はことし4月から、市内在住の外国人を招いた体験ツアーを企画。土湯温泉観光協会は英語版のパンフレットを1万部作り、仙台空港(宮城県)の国際線カウンターやJR福島駅などで配布している。

 観光協会の池田和也事務局長(59)は「外国人観光客に来てもらうだけでなく、お金を使ってもらうことが最終目的だ。外国人観光客が何に興味を持ち、何に消費するのかを考え取り組んでいきたい」と話した。

福島民友新聞

最終更新:6/30(金) 11:01
福島民友新聞