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《ブラジル》 健康に長生きするコツ=ボケないための生活作法=こんなとこに気をつけて!

6/30(金) 7:16配信

ニッケイ新聞

趣味の三線に没頭 夫婦で元気な島袋さん

 「長生きするなら元気でいたいし、ボケたくない」――。ブラジルの平均寿命はここ30年で10歳以上伸び、最近は高齢者人口の増加も取りざたされる。長生きは喜ばしいけれど、できることなら心身ともに健康でいたい。どのように生活すれば年齢を重ねても元気でいられるかは、大きな関心ごとの一つだ。JICAシニアボランティアとして高齢者の健康指導にあたる鈴木京子さんは、「当地の高齢者は日本より活発だし、元気な人が多い」と話す。いつまでも元気な高齢者は何が違うのか。「ご長寿老人」に話を聞き、彼らの生活を垣間見ることで、そのヒントを探した。


 沖縄県人会本部で「スザノ支部に元気な高齢者がいる」と聞き、サンパウロ州スザノ市に向かった。沖縄県は既に平均寿命1位の座を他県に譲り渡しているが、それまでは長らく「長寿県」として知られた。

 スザノ在住の島袋金十さん(沖縄県)は現在95歳。戦前は出稼ぎでサイパンにいたが、終戦後にブラジルに移住した。

 「若い頃は家族と共に畑仕事に打ち込んだ」と話す金十さんだが、仕事が落ち着いてきた60歳ごろから三線に打ち込み始め、指導者にもなった。今はさすがに耳が遠くなったようだが受け答えはしっかりしている。

 妻のしげさん(86・沖縄県)に、夫婦ともども元気な理由を尋ねると「家族と一緒に暮らしているからかしら」と答える。島袋家は金十さん、しげさん、息子夫婦、孫ひとりの5人暮らし。日ごろから昼と夜は家族と一緒に食事を取るし、外出したいときは家族が車で送迎してくれるので、家にこもらない。

 しげさんは琉球舞踊指導者としての経験があり、今でも練習に顔を出している。方や金十さんは5月にスザノのカラオケに大会に出場し演歌を熱唱。二人とも精力的だ。

 話しを聞きながら昼食をとっていたが、金十さんはとにかく食べる。煮物、野菜の天ぷら、豚汁とご飯。肉と野菜をバランスよく取り入れた食事だ。金十さんはご飯をお代わりし、食後にはどんぶりいっぱいのアイスを平らげた。
 そんな健啖家の夫の姿を笑顔で見ながら、しげさんは「好きなものを好きなだけ食べるのも長生きの秘訣かも」と笑いながら話した。

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最終更新:6/30(金) 7:16
ニッケイ新聞