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元環境省職員に有罪判決 福島地裁、浪江の除染巡り収賄

6/30(金) 11:21配信

福島民友新聞

 浪江町の除染事業を巡る贈収賄事件で、飲食代など約23万円相当を受け取ったとして収賄の罪に問われた南相馬市、環境省福島環境再生事務所の元職員、被告(57)の判決公判は29日、福島地裁で開かれ、宮田祥次裁判長は懲役1年、執行猶予3年、追徴金約23万円(求刑懲役1年、追徴金約23万円)を言い渡した。
 宮田裁判長は判決理由で「除染作業は迅速かつ確実な履行が期待されていて、その期待を裏切った社会的影響は小さくない」と指摘。一方で「収受した賄賂の金額は少なく、本人も反省している」と述べた。
 判決によると、2015年9月ごろから16年6月ごろの間、被告は浪江町の除染事業に富山県の企業が参入できるようにする謝礼として、この企業の元社長男性(64)=贈賄罪で罰金50万円が確定=から、南相馬市の飲食店など14カ所で計約20万6千円の宿泊や飲食の接待を受けたほか、現金約2万5千円を受け取った。
 県警によると、原発事故の除染事業を巡る全国初の贈収賄事件。被告は今月16日に懲戒免職となった。

福島民友新聞

最終更新:6/30(金) 11:21
福島民友新聞