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幽玄の美、能を体験 佐賀市の小学生が実演見学

6/30(金) 17:07配信

佐賀新聞

 日本の伝統芸能に触れようと、佐賀市の循誘小学校6年生が28、29の両日、能の世界を体験した。佐賀市松原の井内能舞台で観世流能楽師の井内政徳さん(33)の実演を見学したほか、実際に舞台で能面をつけるなど、興味を深めた。

 井内さんが、船出した源義経を平家の亡霊が襲う「船弁慶」の一場面を演じ、子どもたちはくぎ付けになっていた。

 井内さんの解説で観阿弥、世阿弥の親子が能を完成させたことや、三大武将と能との関係、舞台の柱が面をつけて視界が狭い演者の目印になることなど、能の歴史や舞台の造りについても学んだ。能面をつけて狭い視界で歩く難しさも体験した。質疑応答では「面は何種類あるか」「決まりごとはあるか」など積極的に質問し知識を深めた。

 面をつけた吉田莉子さん(11)は「面をつけた時の視界の狭さを実感し、貴重な体験ができた」と喜んでいた。6歳で初舞台を踏んだという井内さんは「日本文化を知ってもらうために子どもの頃から伝えていくことが大事。教育の中から魅力を伝えていかなければ」と話した。

最終更新:6/30(金) 17:07
佐賀新聞