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福島医大が一般入試後期日程を廃止へ 医師の県内定着へ

6/30(金) 11:37配信

福島民友新聞

 福島医大は29日、2019年度に実施する20年度入試から、医学部の一般入試後期日程を廃止すると発表した。医師不足が続く本県の現状を踏まえ、卒業生の県内定着率が低い後期日程を廃止し、県内で働く医師を増やしたい考え。医学部の入学者選抜は一般入試前期と推薦入試だけになる。
 一般入試前期には卒業後に県内公的医療機関に勤務する「地域枠」があり、推薦入試にも県内受験生対象の「A枠」があるが、一般入試後期に地域枠は設定されていない。
 医大によると、卒業後の県内定着率は推薦合格者が最も高く、後期合格者は前期合格者の半分程度。「後期合格者は福島医大が第1志望でなかった人が多いことや、後期に地域枠などがないことが要因」と理由を分析している。
 後期廃止のほか、推薦入試のうち、「県緊急医師確保修学資金」の貸与を受け、卒業後に県内の公的医療機関に勤務する「B枠」の県内推薦を廃止する。代わりに県内対象のA枠に、前年度卒業者が対象の「既卒枠」を設ける。医大は「既卒者の推薦を増やし、より優秀な人材を集めたい」としている。
 後期の募集定員23人分は、廃止に伴い前期一般枠などに振り分ける方針だが、医学部全体の入学定員が確定していないため未定。入学定員を巡っては、医師不足対策のための増員措置が今後順次期限を迎えるため、医大は増員措置の延長などを求めて関係省庁と協議する。

福島民友新聞

最終更新:6/30(金) 11:37
福島民友新聞