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松坂桃李、役所広司らとの『孤狼の血』広島ロケは「攻めた現場」

6/30(金) 13:00配信

AbemaTIMES

 役所広司が主演を務め、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌監督がメガホンをとる2018年春公開の映画『孤狼の血』。5月某日、広島・呉で行われた撮影現場に密着した。

 「警察小説」× 仁義なき戦い と評される柚月裕子原作のミステリー小説『孤狼の血』は、昭和63年の広島を舞台とした警察、あるいは暴力団という組織にいながらも“誇り“を賭けて生々しく、荒々しく生きる男たちの物語。暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾役を役所広司、大上とタッグを組む若き刑事・日岡秀一役を松坂桃李、クラブリコのママ・高木里佳子役を真木よう子、五十子会の組長を石橋蓮司、尾谷組の若頭・一之瀬守孝役を江口洋介が演じる。

 この日の撮影は、本作の紅一点である真木よう子が営む「クラブリコ」での一幕で、尾谷組の縄張りに、対立する五十子会の組長である石橋らが乗り込んでくるという一触即発のシーン。役所広司、松坂桃李、真木よう子、石橋蓮司、江口洋介とメインキャストらが顔を揃えた。

 まず、目に入ったのは「クラブリコ」のママ役である真木の着物姿だ。艶やかなベージュの着物に身を包み、薄めのメイクを施した真木は妙に色っぽい。所作の美しさも目を引くものだった。

 そして、役所、江口と席に着く松坂が、頭に血の滲む包帯を巻きつけていたのも印象的。一番年下である松坂はカットがかかった後も、セリフをぶつぶつと呟いており、その真剣な表情はまさに若き刑事・日岡がそこにいるかのようである。

 白石監督はリハーサルはもちろん、エキストラへの細かい指導も自ら現場の中心に立って行う。白石組らしく”エロ”を含んだ雑談をキャストたちと挟むこともあり、その笑い合う様子からは監督とキャストの距離が近いことが分かる。

 しかし、笑い合ったのも束の間。本番に入ると、全員の顔立ちが変わった。「ここから戦いが始まるかのような、少しでも引いたら負けという緊迫感がありました。それぞれの組織が対立する縮図のようなシーンでした」と江口が語るように、現場は一瞬の油断も許さないような張りつめた空気に。息を止めてしまうほどに研ぎ澄まされた空間での撮影は、およそ10時間にも及んだ。

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最終更新:6/30(金) 13:00
AbemaTIMES