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ルノー、シーズン中のPUの信頼性問題解決とパワー向上に自信

6/30(金) 20:48配信

motorsport.com 日本版

 ルノーは、今シーズン中にパワーユニットの信頼性の問題を解決することや、パワーを改善することに自信を見せた。

【写真】アゼルバイジャンGPのフリー走行でもマシンを止めてしまったフェルスタッペン

 今季これまで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が何度もパワーユニットのトラブルに見舞われてレースをリタイアしてきたように、ルノー製パワーユニットの信頼性の欠如は顕著な問題となっており、注目が集まっている。

 しかし最近のトラブルは旧仕様のパーツに関係しているものである。新しいスペックのパーツを導入するタイミングについては、最近のテストベンチを判断した上で心配していないという。

 ルノーのエンジン・テクニカル・ディレクターであるレミ・タフィンは、motorsport.comに次のように話した。

「カナダからバクーにかけて、我々が望んでいた信頼性のレベルに到達することができたと断言できる」

「我々の望んでいるものを、レースに持ち込みたいと思っているし、すでに5000kmも試している」

「我々はまだ、今シーズン序盤に導入したものを使い続けなければいけない。そういうわけで、まだ時々、突然故障に見舞われたり、“グレムリン“(機械などに突発的な故障をもたらす目に見えない小さな悪魔)に出くわしたりするのだ。我々は作業をし、確実に前進できなければならない」

PUは4基で乗り切りたい

 ルノーは、今シーズンを4基のエンジンで確実に乗り切りたいと望んでいる。またイギリスGPかハンガリーGPあたりで、次のエンジンを投入しようと計画している。

 タフィンは、こう話した。

「すべては信頼性次第だ。この問題に2カ月を費やしてきた。でも少なくとも、そこから利益を得ることができるし、バクーではエンジンからより多くのパフォーマンスを得ることができた。こういうトラックでそれができるのは良いことだ」

 ルノーは新たなエンジンモードを導入し、ワークスチームもカスタマーチームもそれをアゼルバイジャンGPで使用した。その結果、1周あたり0.2秒速くなるという進歩が見られたという。

 タフィンは、大きなハードウェアの変更を行わなくても、来シーズンに向けた大きな前進に先立って、今シーズン中にさらなるステップアップが期待できると考えている。

「今抱えている信頼性の問題を解決することができたら、ハードにプッシュできるようになる。だからこういうステップを踏んでいるのだ」と彼は説明した。

「何らかの懸念があって電子的に出力を下げなければいけない場合があったとしても、信頼性さえ戻ればとても簡単に出力を戻すことができる。我々はバクーでそれをすることができた」

「大きなステップを踏むために、エンジンのハードウェアに関して大幅な変更をする必要はない」

 また彼は、ソフトウェアのセッティングや燃料の改善のおかげで、今シーズン中にさらなるパフォーマンスを発揮できると自信を持っており、もし十分な信頼性を実証することができたとしたら、2018年に向けてハードウェアの変更も計画しているという。

「シーズン後半には、エンジンを最大限活用するために、適切なレベルの信頼性を確保することを考えている」

「つまり、パワーユニットも最大限活用するということだ。エナジーストアなどからの電気エネルギーを最大限に活かすことができる」

「我々がアップデートを進めることができるかどうか、見てみよう。今後役立つような新しい燃料やオイルを投入するつもりでいるし、もしシーズンのスタートから使用していなかったパーツなどがあれば、それらを持ち込むことになるだろう」

「エンジンの信頼性を確保し、パワーも改善するという我々の指針に従うことを重視しており、その先に来年のエンジンを見据えている。今年のエンジンはこの指針に近づいているので、来年のエンジンも容易にこれに沿うことができるだろう」

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