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加藤一二三九段、引退会見で妻に「深い感謝の気持ち」/一問一答2

6/30(金) 17:53配信

AbemaTIMES

 将棋の加藤一二三九段(77)が6月30日、東京都渋谷区の将棋会館で引退会見を行った。会見で加藤九段は、タイトル戦の主催者らに感謝の意を表するとともに、長年連れ添った妻に「長年に渡って私とともに魂を燃やし、ともに歩んできてくれた妻に対して、深い感謝の気持ち」とコメントした。

―63年間の現役生活を終えた寂しさは

 棋戦を長年に渡って主催して下さった新聞社の方たち、あるいはその他の棋戦を主催して下さっているスポンサーの方々に、深い深い感謝の念を持っていました。あらためてここに深く心からの謝意を表する次第です。というのも、いくらわれわれが頑張っても、その棋戦を主催して下さる新聞社、報道機関、スポンサーの支援、理解がなければ、はっきり言って成り立たないわけです。棋士たちは、そういった日本の将棋文化を発展させようという意図のもとに、各新聞社の幹部の方々、棋戦を主催して下さっているスポンサーのトップの方々に、感謝しています。

 私はそれに応えて今までタイトルたくさん取り、勝った数は1324回。国からは紫綬褒章をいただき、バチカンの聖ヨハネ・パウロ2世、法皇様からは勲章を賜っています。それなりに私の将棋人生は、かなりの成果を挙げたと思っています。一重に支援下さった方々、ずっと長年、私のことを応援して下さったファンの方々の好意の賜物と考えています。同時に、長年に渡って私とともに魂を燃やし、ともに歩んできてくれた妻に対して、深い感謝の気持ちをあらためてここに表明する次第ですね。棋士としては、名局の数々を指してきた。

 バッハやモーツアルトの名曲は、今でも世界中に大きな喜びを与えている。同じようとはちょっとおこがましいが、将棋のファンにとっては私やトップの棋士たちが指した名局というのは、文化遺産として残していけば、100年、200年、300年たっても、人々の感動を必ず呼ぶ自信があります。それだけの誇り、自信があります。早い段階から志高く、なんとか将棋の棋士たちを応援してあげようという、好意のある方々の賜物と、本当に深く感謝する次第です。

 6月20日に引退が決まったんですが、23日に仙台白百合女子大学から客員教授の任命を与えられました。仙台白百合女子大学の学長から任命書を受け取りました。大変感激しております。教育は大切ですからね。今までの人生経験をこれから女子学生に折々に大学を訪れて、語っていきたいと、意欲を燃やしています。

最終更新:6/30(金) 18:09
AbemaTIMES

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