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兵庫・三田で、大人も子どもも参加して楽しめる大型アート

6/30(金) 14:00配信

Lmaga.jp

兵庫県三田市を拠点に活動しているアーティスト、西村正徳が、地元にある「郷の音ホール」(兵庫県三田市)の開館10周年を記念して、7月1日から大規模個展を開催します。

【写真】《Blossom Tunnel 光の花》花吹雪の中にいるような作品内部の様子 2013年 撮影/鍵岡羅門

西村は金属を主な素材とする彫刻作品を発表していましたが、2003年頃からテントシートを素材にしたソフトスカルプチャー(柔らかな素材を用いた作品)も作るようになりました。しかもそれらは、子どもから大人まで誰もが気軽に楽しめ、作品によっては中に入って光と色を楽しめる参加体験型作品なのです。

たとえば2011年に「関西国際空港・ワールドトレードセンター」でおこなわれた『大阪カンヴァス・プロジェクト』では、直径約8メートルの巨大な黄色い傘《光の雨=The Schoolchild Umbrella》を発表。傘の表面には無数の穴が開いており、傘の下に入ると光の雨が降り注ぐような体験ができます。また2003年の『神戸ビエンナーレ』に出品した《Blossom Tunnel=光の花》は、ビニールハウス状のフレームに桜の蕾をプリントしたブルーシートを被せたもの。半透明の傘をさして中に入ると花びら形の透過光に包まれ、花吹雪の中にいるような感覚が味わえます。

このように、アートの知識を問わず誰もが気軽に参加でき、ストレートに驚きや感動の声を上げられるのが西村作品の良いところです。「郷の音ホール」には、この2作品を含め、計8作品が展示される予定。会場へは、JR大阪駅から電車と徒歩で約1時間。家族で楽しめる気軽な遠足としておすすめです。

文/小吹隆文(美術ライター)

最終更新:6/30(金) 14:00
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