ここから本文です

サービス付き賃貸住宅完成 YKKパッシブタウン第3期街区

6/30(金) 17:49配信

北日本新聞

 YKKが黒部市三日市で進める省エネ街区開発事業「パッシブタウン」の第3期街区に、外国人向けのサービス付き賃貸住宅「サービスアパートメント」が完成し、モデルルームの内覧会が30日開かれた。YKKグループが「技術の総本山」と位置付ける黒部に研修などで滞在する外国人技術者の生活をサポートする。8月から運用を開始する。

 完成したのは第3期街区(敷地面積4871平方メートル)のK棟。既存の4階建ての社宅を改修した。鉄筋コンクリート3階建てで、延べ約980平方メートル。ワンルームタイプ8戸、メゾネットタイプ2戸の計10戸があり、各戸に家具や家電製品が付いている。ミャンマーでサービスアパートメントを運営するYKKのグループ会社のスタッフを配置し、食事をはじめ、洗濯やベッドメークなどのサービスを提供する。

 同街区に3月に完成したJ棟と同様、外壁性能の向上などによって省エネを実現。米国の国際的エネルギー建築評価規格「LEED for Homes(リード・フォー・ホームズ)」の認定取得を目指す。外壁の一部には県産のスギを用いた。このほか、キッチンなどを設けた屋上庭園を設置。整備中の1階にはコミュニティースペースを設け、住民や地域の人が交流できるようにする。

 30日は完成式が行われたほか、吉田忠裕YKK会長と、設計したキーアーキテクツの森みわ代表取締役、吉田和裕YKK不動産取締役経営統括が会見した。吉田会長は「3カ月から3年程度の滞在を想定し、外国人が黒部に来た翌日から仕事に専念できる環境を整備した」と話した。J棟が国内の集合住宅では初めて、ドイツ・パッシブハウス研究所による国際的なエネルギー建築評価規格の認証を取得したことも報告された。

 パッシブタウンは2025年までに全250戸の集合住宅を建設する。

北日本新聞社

最終更新:6/30(金) 17:49
北日本新聞