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あれ?おしべの色が違う… 沖縄の植物、100年の時を経て「新種」と判明

6/30(金) 13:10配信

沖縄タイムス

 神戸大学大学院の末次健司特命講師(29)=生態学=ら研究グループは、沖縄のやんばるの森に広く生育する木「サネカズラ」が、沖縄県外で生育するサネカズラとは別種と確認し、「リュウキュウサネカズラ」と命名した。やんばるの森で植物観察を続ける当真嗣尊さん(66)=宜野湾市=が約3年前、おしべの集合体の色がサネカズラとは違うことに気付き、研究グループと調査を開始。今回100年ぶりの研究・比較で別種と明らかにした。植物分類学の国際専門誌「Phytotaxa(ファイトタクサ)」のオンライン版に30日、掲載される。

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 サネカズラ属はマツブサ科の常緑つる性の木。世界で16種、日本では1種の生育が報告されていたが、この発見で新たに1種加わった。リュウキュウサネカズラは1917年に台湾で発見されていたが、当時は報告が不正確だったため新種ではなく、サネカズラと同種と考えられていた。

 リュウキュウサネカズラは国内では沖縄本島以南、台湾で生育。サネカズラのおしべの集合体は常に赤色なのに対し、リュウキュウサネカズラは黄色が多い。隣り合うおしべの葯(やく)(花粉をつくる器官)がサネカズラは接しているが、リュウキュウサネカズラは接しないことが大きな違いという。

 末次さんによると日本での新種植物の発見は1年で数える程度といい、「木の発見は非常に珍しい。未知の植物が生育するやんばるの森の豊かさが改めて示された」と説明。ほかにも、同種と思われている植物が存在する可能性があると指摘した。

 当真さんは「別種と確認できてうれしかった。今後も気を付けて観察したい」と意気込んだ。

最終更新:6/30(金) 13:20
沖縄タイムス