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青梅の海外販売拡大へ 和歌山県、販促活動を活発化

6/30(金) 17:01配信

紀伊民報

 青梅の海外での販売促進活動が活発になっている。今年、香港に加え、シンガポールやマレーシアにも広がり、いずれも好評だという。今後、各地での販売量を増やすとともに、他の国への進出も目指す。

 青梅の海外販促に力を入れるのは和歌山県農やJA紀南、県、田辺市など。梅の加工品は加工業者などが以前から、海外での販売や宣伝を続けているが、梅酒が人気の香港にある仲買業者から、梅酒や梅ジュースに加工する青梅の要望があり、2014年から出荷するようになった。

 同年は800キロで少量だったが、15年に5トン、16年に15トンと増やしていった。初年からJA紀南などの職員が香港まで出向いて販促し、16年には梅生産農家も同行するようになった。

 今年は6月中、香港の百貨店やスーパーマーケットで計20トンを販売。24、25日に農家3人と県、JA職員3人が訪れ、4カ所で販促活動をした。いずれも梅のコーナーを設け、主力品種の「南高」を中心に「古城」と「パープルクィーン」をそろえ、容器や焼酎、氷砂糖も一緒に販売している。販促活動では、買い物客に試飲を勧め、レシピを手渡して梅ジュースの作り方を紹介した。試飲は人だかりができるほどの人気で、話を聞いてくれた人のほとんどは買ってくれたという。1人で10袋以上買った人もいたという。

 6月中頃に田辺市を訪れた有名料理教室「ドルチェ・ドルチェ・キッチン&グルメ」のオーナーシェフ、エスター・アウさんの事務所も訪ねた。エスターさんが作った梅料理を試食し情報交換をした。

 梅農家の泉久美さん(49)=田辺市上秋津=は「若い人の反応が良く、南高を売っていると聞いて買いに来た人もいた。生の声を聞けて良かった」と話した。

 シンガポールでは昨年11月にミカンと梅干しを販促したのに続き、6月中に青梅を4店で初めて販売した。同国の仲買業者の要望で決まった。マレーシアでも別の仲買業者から要望があり、20店で販売した。シンガポールでは16~18日、マレーシアでは20~22日にJA紀南や県の職員が出向き、販促した。いずれも少量だったが好評で、仲買業者は「来年はもっと増やしてほしい」と要望したという。特にマレーシアでは在住の日本人だけでなく、現地の人に「面白い」と好評だったという。

最終更新:6/30(金) 17:01
紀伊民報