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梅畑の亀裂広がり避難指示 上富田町で10世帯24人

6/30(金) 17:00配信

紀伊民報

 梅雨前線が北上した影響で29日深夜から30日午前にかけて和歌山県南部でまとまった雨が降った。上富田町岩田では斜面の亀裂が広がり、町は30日午前10時28分、地滑りの危険があるとして立平地区の10世帯24人に避難指示を出した。

 現場は熊野高校近くにある梅畑で、標高約50メートル。西牟婁振興局によると昨年7月から現場付近で複数の亀裂を確認し、6月3日に亀裂の動きを測る計器を4基設置していた。29日からの雨で亀裂が大きく広がり、1時間当たりの亀裂の広がりが基準値の10ミリを超えたため、町が付近の住民に避難指示を出した。

 30日正午現在、町保健センターに1人が避難している。町は現場近くの町道を通行止めにし、職員を現場に配置したり、人がいない世帯に張り紙をしたりして避難を呼び掛けている。

 近くに住む男性(61)は「かなり雨が降っていたので心配していた。早く町に対策を立ててほしい」、近くに住む女性(80)は「昔にそばの山が崩れたこともある。雨が降ったら山から水が流れてくるので不安に思っていた」と話した。

 和歌山地方気象台によると、30日午前9時50分までの1時間に南紀白浜(白浜町)で40ミリという激しい雨を観測した。

 降り始めの29日午後11時から30日午前10時半までの県南部の積算雨量は、南紀白浜が80・5ミリで最も多かった。他は龍神(田辺市)69ミリ▽栗栖川(同)52ミリ▽護摩壇山(同)50・5ミリ▽日置川(白浜町)49・5ミリとなった。

最終更新:6/30(金) 17:00
紀伊民報