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欧州株:9カ月ぶり大幅安-欧米金融当局のタカ派への転換を警戒

6/30(金) 2:04配信

Bloomberg

29日の欧州株式市場では、指標のストックス欧州600指数が9カ月ぶり大幅安となった。欧州と米国の金融政策が引き締めに向かっているとの観測が広がった。

ストックス600指数は前日比1.3%安の380.66で終了。公益事業株とテクノロジー銘柄、消費財株がいずれも大きな下げとなった。ユーロは対ドルでここ1年ぶり余りの高値に達した。イングランド銀行のカーニー総裁が利上げを開始する可能性があると示唆したことを手掛かりに、ポンドも大きく上げた。

業種別指数では、銀行株指数が1カ月ぶり高値。米連邦準備制度理事会(FRB)が28日発表した銀行ストレステスト(健全性審査)で初めて全行が合格したことを手掛かりに米銀行株が上げたことに追随した。欧米中央銀行総裁らによる今週の発言で利上げ観測が高まったことも支援材料。

サクソ銀行のトレーダー、アンドレア・トゥエニ氏は「金融政策当局者を巡り大きな緊張感がある」とし、「世界的に金融当局者らのタカ派への転換が進んでいる。しかも同時進行しているようだ。エアバスなどの輸出企業はユーロ高から打撃を受けるだろう。自動車産業と高級品セクター、サノフィもそうだ」と語った。

原題:European Stocks Fall Amid Concern Central Banks Turning Hawkish(抜粋)

Aleksandra Gjorgievska

最終更新:6/30(金) 2:04
Bloomberg