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香港とシンガポール、住みやすいのはどっち-駐在員の立場で比較

6/30(金) 7:03配信

Bloomberg

世界的な企業のアジア本部に優秀な人材を集める力という点で、香港とシンガポールは長く、ほぼ同列で首位を競い合ってきた。企業側としてはどちらの都市に本部を置くか選ぶいろいろな理由があるだろうが、そこに住むことになる駐在員らにとってはどうだろうか。両都市を徹底比較してみた。

1.給料

金融業界で最高の給料は、香港の方がシンガポールより平均で約25%高い。人材紹介会社ロバート・ウォルターズの2017年の給料調査を基にブルームバーグがデータをまとめた。

2.物価

コンサルティング会社ECAインターナショナルの最新の生活費調査によると、香港は東京を抜いてアジアで最も生活費の高い都市になった。一方、シンガポールは24位。

3.住居費

生活費の中で金額が最も大きい項目は多くの場合、住居費だろう。住居費の補助をする企業は年々減っている。自分で家賃を支払う駐在員にとって、香港の方がシンガポールより圧倒的に高い。エクスパティスタン・ドットコムからの6月のデータによれば、高級地区にある900平方フィート(約83.6平方メートル)の家具付き住居の家賃(1カ月)はシンガポールが約2600ドル(約29万円)、香港が約4900ドルだった。

4.車

シンガポールは恐らく、車を持つコストが世界で一番、高い都市だ。他の東南アジアの都市のようなひどい交通渋滞を緩和するために、政府が自家用車を制限する規則を設けているためだ。車を持つにはまず、そのための許可を入札で手に入れなければならない。その後も税金や手数料支払いで、車の値段以上の費用が追加でかかる。

5.教育費

子供を私立校に通わせる学費は、住居費と並んで生活費の中の大きなアイテムだ。米国民でない中学生をシンガポールのアメリカンスクールに入れるには約3万6200ドルがかかる。香港では入学金を合わせて2万5200ドル。その後は1年に2600ドルを払うか返金可能な7万7000ドルを積むかのどちらかを選べる。ただ、香港は学校に空きが少ない。

6.ミシュラン星付きレストラン

ミシュランの星付きレストランの数は香港が上回る。香港には61軒の星付きレストランがあり、そのうち6軒が3つ星。シンガポールは38軒で3つ星は1軒のみ。

原題:Hong Kong Versus Singapore: Which City Is Better for Expats? (1)(抜粋)Hong Kong Versus Singapore: Which City Is Better for Expats? (2)

6番目の項目としてミシュランレストランの数を追加します.

Eric Lam

最終更新:6/30(金) 15:43
Bloomberg