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ハミルトンにぶつけたベッテルに擁護の声も

7/1(土) 5:45配信

TopNews

バクー市街地サーキットで開催された今季のF1第8戦アゼルバイジャンGP決勝で、セーフティカー先導中にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)のクルマに故意に自分のクルマをぶつけたように見える事故が発生していた。

その時F1競技委員はペナルティーとしてベッテルにレース中に10秒間のストップ・アンド・ゴーを行うよう命じたほか、ペナルティーポイント3を科すという決定を行っていた。

だが、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が7月3日(月)にこの件に関してあらためて審議を行うことが明らかとなっている。あの時のベッテルの行為に対し、当日科せられたペナルティーだけでは軽すぎるとの意見が多いためだ。

■もっと厳しい処罰もありえたとF1競技委員

今年のアゼルバイジャンGPで競技委員を務めていたパウル・グチャールは、ドイツの『Blick(ブリック)』に次のように語った。

「もちろん、もっと厳しいペナルティーを科すこともできたよ」

「黒旗の提示もしくは失格処分のようなものをね。だが、ハミルトンには何のダメージもなかったし、我々としてもF1タイトル争いにあまり大きな影響を及ぼしたくはなかったんだ」

■追加処分には賛否両論

レース後、この問題に関してはさまざまな意見が語られている。ベッテルを批判する者の方が多いのは事実のようだが、中にはベッテルを擁護する声もないわけではない。

例えば、FIAの前会長であるマックス・モズレーなどは、もっと厳しい罰を与えるべきだと主張しているが、現在F1モータースポーツ担当マネジングディレクターの職にあるロス・ブラウンなどは、F1には“情熱”が必要であり、あの程度のことには目をつぶるべきだとの趣旨のコメントを行っている。

さらに、世界最高峰二輪選手権で活躍するバレンティーノ・ロッシは、スペインの『Marca(マルカ)』に次のようなコメントを行っている。

「あるドライバーがライバルと戦っていて、彼らがすごく違うタイプだと、常にクラッシュが起こりやすいものなんだ」

「個人的には、僕はそういうのは好きだよ。それがこのスポーツのいいところだからね」

■故意だったとは言い切れないとの見方も

また、中にはちょうど30歳の誕生日にFIAの聴聞を受けるベッテルが、うまく追加ペナルティーを逃れることができるのではないかと考えている者もいる。

ルノーの控えドライバーを務めるセルゲイ・シロトキンは、母国ロシアの『Sportbox(スポルトボックス)』に次のように語った。

「正直なところ、オンボード映像を見る限りにおいては、セバスチャンがわざとルイスにぶつけたのがはっきりしているわけじゃないんだ」

「あの時、彼は腕を上げ、顔を横に向けていたと思うんだ。彼はクルマがルイスの方へ方向を変えようとしていたことに気付いておらず、それで彼らは接触してしまったんじゃないかな」

「僕の意見だけど」と前置きしたシロトキンは、次のように付け加えた。

「実際の状況はみんなが言っているほど大げさなものじゃなかったと思うよ」

最終更新:7/1(土) 5:45
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