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ゴキブリ対策完全版! 人類 VS ゴキの戦いに終止符を打つ「殲滅法」をアース製薬に聞いてきた

7/1(土) 11:10配信

ねとらぼ

 ♪夏が来~れば思い出す~ はるかなゴキ~ 黒いゴキ~

 夏です。ゴキブリ対策やってますか? にっくき奴はどうすれば殲滅(せんめつ)できるのか? 根絶やしにする方法はないのか? 人類が月にロケットを飛ばす21世紀に、たかが黒いゴキを退治できないとはなんなのか?

【図:ゴキブリのベストな攻撃タイミング】

 というわけで、ゴキブリ対策のプロともいえるアース製薬さんに根掘り葉掘り質問しまくってきました。

 (((┌(┌ ^o^)┐カサカサ……

●「1匹見たら30匹いる」はほんと?

筆: 今日は、人類とゴキブリの果てしなき戦いに終止符を打つためにやってきました……! よろしくお願いします。

ア: こちらこそ。まず私から質問をさせてください。ご自宅でどんな対策をされていますか?

筆: 大したことはしていないですよ。設置型の毒エサ剤をところどころに置いて、あとはたまに姿を見せたときに退治するスプレー式との併用ですね。

ア: 十分ですよ、ゴキ対策の中級者と呼んでいいレベルです。

筆: ほんとですか。たったそれだけで?

ア: プロは煙タイプを使いますが、一般家庭であれば設置型とスプレー式だけでも事足りますよ。

筆: でも、それでも年に何回かは目撃します。もっと一網打尽にしたいんです。

ア: お教えしましょう。なんでも聞いてください。

筆: まず、「1匹見たら30匹は潜んでいる」とか、「氷山の一角だ」的なことはよくいわれますが、事実ですか?

ア: 事実です。

筆: では、本丸はどうやってたたけばいいんです? というか、本丸はどこにあるんでしょう?

ア: 狭くて、暗くて、ジメジメしてて、暖かい場所ですね……つまりキッチンが最有力候補。

筆: キッチン以外でも、床下とか壁の間とか、家電の側とか、そういう場所にも潜んでいますよね。

ア: いますね。奴らはどこにでもいます。

●本丸への攻撃の仕方

筆: 仮にわれわれに透視能力があったとしてですよ? 「あ! あそこにいる! わぁココにも!」みたいな状態になるんじゃないですか。

ア: なるでしょうね……その能力のせいで、落ち着いて生活できなくなるかもしれません。

筆: 透視能力があってもバラ色の人生にはならなそう……。で、本丸はどう攻撃したらいいですか。

ア: 設置型の毒エサ剤は本丸攻撃型です。毒エサをかじったゴキブリが巣に帰ってから吐いたり、フンをすると、それを食べた仲間も死にます。

筆: おー!

ア: 巣に帰ってそいつが死ぬと、死体を仲間が食べるのでまとめて死にます。つまり、餌を食べた1匹が爆弾となって、本丸攻撃につながるんです。

筆: うわぁ……共食いするんだ……。

ア: その習性を利用してのアタックですね。

筆: 設置型があればまずまずの攻撃力になる、と。で、たまに現れる奴をスプレー式で倒せばいいわけですね。

ア: そうです。夜行性なのでふつうは姿を現さないものなんです。人に発見されている時点で、かなりマヌケなゴキブリ。もしくは、よほど切羽詰まっていたか。

筆: 腹ペコすぎて、つい姿を見せてしまった的な?

ア: ですね。ただ、ゴキブリはそもそも警戒心の強い生き物なので、基本は姿を見せません。メスはとくに警戒心が強い。

筆: 見かけないから安心して良いってわけじゃないんですね。そういえばですが、ゴキブリって家の外で見かけることってあまりないような。

ア: いや、外にもいますよ。ふつうにそこらを歩いていたりすることも。

筆: 要は、家の中のほうが快適だから外で見かけにくいってこと?

ア: もともとは屋外で生息していたのですが、快適な場所を求めて移動した結果、人の住処がよいと判断したんでしょう。

●高層マンションなら安心?

筆: 家から家に移動することもあるんですか?

ア: 今の住処が住みにくい(つまりゴキ対策を十分にやり、清潔に保った家)としたら、引っ越すことはあり得ます。

筆: 高層マンションであれば、ゴキブリはいないんじゃないかなって期待があるんですが。さすがに何十メートルも高い場所には飛んでこれますまい。

ア: バッサバッサと飛んで来ることはないです。そういう意味では確率としては低いです。が、残念ながら奴らはそれでも現れます。

筆: どうして!?

ア: 低階層から侵入し、餌を求めて上に登ってくるんです。

筆: エイリアンかゾンビみたいだ。

ア: 数ミリの隙間があれば入ってきますので、どんなに注意しても完全シャットアウトは事実上不可能です。

筆: たったの数ミリで侵入してくる?

ア: 成虫はムリですけど、幼虫は入れます。そして成長サイクルは数カ月単位なので、あっという間に成長してしまう。まあ、クロゴキブリはチャバネゴキブリより成長スピードはやや遅いですが、それでも数カ月の差しかない。

筆: しかも、なんだって食べますよね、髪の毛、せっけん、共食いもするくらいだし。

ア: 塩は食べないらしいですが……まあなんでも餌になりえます。高層マンションならゴキブリを見ない、と安心するのは間違いです。

筆: 地球上において、奴らがゼッタイにいない安住の地はないんでしょうか。

ア: アラスカとか南極大陸であれば。

筆: そういうのじゃなくって、もっと現実的な話を……。

ア: 奴らはどこにでもいるという事実をまず受け入れてください。人がいる=餌があって暖かく、住みやすい場所だから。家に入ってくる前提で戦うのです。逃げちゃダメ。これから、理想の攻撃スケジュールをお伝えします。

●下水からも侵入

筆: 奴らは下水とかからも入って来るんでしょうか。

ア: 来ます。さすがにU字管は伝って来られないですが、管と管の間の接合部分にあるわずかな隙間から入って来るので、下水も侵入経路の1つ。

ア: 入ってくるのは仕方ないとして、肝心なのは増殖させないこと。増える猶予を与えずに、早め早めにたたくのです。

筆: 具体的には?

ア: 先制攻撃です。理想の攻撃スケジュールを見てみましょう。ゴキブリの最盛期は7~8月。暖かい季節にもっとも活発になります。その前の4~5月が肝心で、その期間中に個体数を増やします。よって、(1)まずは4~5月にたたくべし。

筆: ふむふむ、で、(2)7~8月にも再度攻撃するんですね。

ア: そうです。でもって、(3)冬の前の10~11月にも殲滅して越冬させないんです。よって理想は年3回の攻撃。

筆: Gは年3度たたく! なんか名言っぽい。で、何を使って攻撃すればいいんです?

ア: 先制攻撃に使うのはアースレッドのような煙タイプ。

筆: 設置型も効果的ってことでしたけど、あくまで待ちの姿勢ですもんね。地雷を敷いてそこに来るのを待つ感じなわけで。

ア: ええ、われわれも、ゴキブリに食べられやすいように工夫して作ってはいますけど、全個体が食べに来るわけではないです。よって、こちらから仕掛ける場合は煙がベスト。

筆: ちなみに、煙式ってどういうメカニズムで殺しているんですか?

ア: 薬剤がゴキブリの神経に作用して、ものすごい興奮状態にさせ、しかもそれが持続するんです。テンションをマックスにまで上げまくって、興奮しすぎて死んでしまうという。

筆: なかなかえげつない殺し方ですね……。

ア: 興奮状態に陥ると暴れまくります。すると、わざわざ隙間から出てきて床でバタバタ死んでいきます。この煙にまともに巻かれて生き延びる奴はまあいないでしょう。

●煙式を使うときのコツ

筆: 煙式を使うときのコツってありますか。

ア: 全部屋で同時に発動することですね。一部屋だけでは、隣室に逃げられる可能性が高い。

筆: 退路を断つわけか。じゃあ3LDKであれば……。

ア: 3部屋+リビング用(ちょっと大きめ)を順番に焚いていくわけです。煙が出るまでに1分ほど余裕があるので、順番につけていって家を出ればいい。

筆: 火事とか火災報知器発動の心配は?

ア: 火は使わないので安心。水と石灰で熱するので高温にはなりますが、本体を入れるプラスチックの器もパッケージに入ってくるので、床を傷める心配もないです。

筆: もくもくと煙が出るイメージがあるんですけど……。

ア: それもないです。匂いもほとんどしません。なのでマンションでもふつうに使って大丈夫。

筆: 熱が出るということは、絨毯とかフローリングを傷めるんじゃ……?

ア: いえ、付属の専用プラスチックケースに入れて使うので、それも心配無用です。

筆: 煙タイプは効果が強烈とのことですが、殺傷力が高いゆえに、数時間後に家に戻ってくると、壮絶な光景が待っていそうですね。

ア: たくさん潜んでいる飲食店などではそうでしょうね。そこらじゅうでバタバタと死んでます。まあ、その後の掃除がちょっと大変ではありますが。

筆: まさにGを根絶やしにする最終兵器……!

ア: ちなみに、煙タイプは飲食店で使われることが多いです。

筆: お客さまにブツを見られるとマズイですしね。

ア: 事後作業だけでなく、事前準備もちょっと必要です。窓をきっちり閉める、火災報知器が反応しないようにカバーをする(※製品に付属されてくる)、ペットや植物は家の外に出す、PCや家電にカバーをかぶせる……などはやっておくほうがいいです。

筆: じゃあ、食器棚も閉めておくべきですよね。

ア: いえ、むしろ開けておいてください。なぜなら、棚の中に潜んでいることがあるから。

筆: 想像しただけで気を失いそう……じゃあ、同じ理屈で押入れも開けたほうがいい?

ア: その通りです。

筆: でも、終わったあとに全部食器を洗わなくちゃいけないですね? 布団に煙が触れてしまうのはどうすれば。

ア: 神経質に丸洗いする必要はないですが、薬剤がかかったときは掃除機をかけるか軽くブラッシング、天日干しをしてください。

筆: え、それだけでいいんですか? 家中が薬剤まみれになるから念入りに家を大掃除しなくてはいけないのでは?

ア: 最近の薬剤は人間に害のないように開発されていて、検査機関のテストもパスし、ほとんど気にしなくてよいレベルになっています。ヘンなたとえですが……農薬を使って育てた野菜、ふつうに水洗いだけで食べますよね?

筆: あー……そう言われれば確かに。

ア: もちろん、だからといって殺虫剤を積極的にムシャムシャ食べられては困りますけどね(笑)。

筆: そんなことしません(笑)。

●奴らは年々進化している?

筆: もう1つ都市伝説の確認をしたいんですが、奴らは年々強くなっているというのは本当でしょうか?

ア: 殺虫剤と彼らの生命力のイタチごっこの話ですね……? はい、事実です。Gの抵抗力は常に進化しています。

筆: 事実だったのか……。人類が奴らを撲滅できないのは、それが理由なんでしょうか。

ア: カンタンに言うとこうです。強力な薬剤でほぼ全滅する→大半は死ぬが、突然変異的な生命力を持った個体がまれに生き延びる→そいつが子孫を残す→そのDNAを持った個体が増殖する→既存の殺虫剤が効きにくくなる……というサイクルが起きています。

筆: ということは、現代のゴキブリは30年前の奴らよりも進化し、強くなっているといえますよね。当時の殺虫剤では現代の奴らに立ち向かえない?

ア: 効果がなくはないでしょうが、威力は確実に落ちますね。よって薬剤も日進月歩で進化しているんです。それも、ただ殺傷能力だけが高いと人体に悪影響なので、人体には影響がなく、しかしゴキブリは確実にたたきのめせるような薬剤を開発しています。

筆: それでいうと、「プロ」と書かれたこの製品はさぞかし強力なんでしょうか。

ア: アース製薬が誇る最強ウェポンです。いわゆるプロ仕様ですね。

筆: プロ仕様って言葉がカッコよくて、頼もしい。

ア: 主に飲食店で使われているタイプで、チャバネゴキブリを殺すのに適しています。

筆: えっと、飲食店は一般家庭とは種類が違うんですか?

ア: 飲食店にはチャバネゴキブリが、一般家庭にはクロゴキブリが生息していることが多いです。多いというか、チャバネはまず家庭では見かけません。

筆: 確かに家で目撃するのはクロゴキブリばかりだ。チャバネゴキブリを見た記憶が人生でない。

ア: でしょう? どうやらすみ分けが起きているらしく、飲食店向けというのはチャバネゴキブリ対策の物を指します。チャバネのほうが繁殖サイクルが短く、抵抗力をつける進化も早い。よって、殺しにくいのはチャバネです。

筆: クロゴキブリのほうが大きいですが、サイズと生命力は比例しないんですね。

ア: そうなんです。小さいからといって、ヤワじゃない。

筆: 日本にはこの2種類しかいないんですか?

ア: 沖縄にはよりサイズの大きいワモンゴキブリが生息していますが、ほぼチャバネとクロの2種類と思ってもらって差しつかえないでしょう。

筆: 煙で一網打尽にする回数は、年3回が理想って話だったじゃないですか。繁殖期の4~5月、活発期の7~8月、冬前の10~11月だと。これ、それぞれの時期に存在しているであろうタマゴにも効くんですか?

ア: 残念ながら、タマゴには効かないんです。

筆: なんですと……。

ア: 親は殺せても、抱えているタマゴは生き延びて、孵化することがあります。

筆: ……じゃあ煙タイプでいくら殺しても、エンドレスじゃないですか。さっきプロ用だって言いましたよね! 最終兵器って断言しましたよね! 映画「エイリアン2」の終盤でエイリアンのタマゴ畑がズラ~~~って床一面を覆っているシーンがあるじゃないですか! でもって「くぱぁ……」って開いて中からフェイスハガーが飛び出してくる、トラウマになりそうなグロいシーンがあるじゃないですか! あれですか! あれが未来永劫繰り返されるんですか! 人類はただ指をくわえてタマゴが孵化するのを見ているだけなんですかっ!

ア: 落ち着いてください。対策はあります。煙で成虫を壊滅させた2~3週間後にリピートするんです。つまり、一次攻撃では殺れなかったタマゴが孵化し終わったたタイミングで二次攻撃をしかけ、幼虫を撲滅させる……!

筆: !!

ア: 短いスパンで2回行えば、まあ完璧でしょう。

●「寒さで凍死」は可能?

筆: これまた別の都市伝説なんですが、真冬の厳寒期に家中の窓を開けて数時間そのままにしておくと、寒さで凍死させられると聞いたことがあります。ソースはネット掲示板なので信ぴょう性がイマイチなんですが。

ア: ……まあ、考え方は間違ってはいないですが、対策としては甘い。家中を隅々まで零下近くに保つのって意外に難しくて、電化製品がオンのままなら暖かい場所があるので、そこに逃げ込まれるだけです。

筆: 逃げ道を断っているわけではないのか。

ア: それをして人間が風邪をひいたら本末転倒ですしね。苦労のわりに報われません。例えば、ゴキブリに熱湯をかければ死にます。だからといって、それやります? 熱湯を用意する時間と手間、ピンポイントで熱湯を浴びせる技術、床や畳がお湯びたしになる……どう考えても効率悪いでしょう。

筆: ですね。できる気がしない。だからプロの製品に頼ったほうがいいってことか。

ア: そういうことです。

筆: ちなみにスプレー式殺虫剤って、「どれくらいの秒数をかけ続ければいいのか問題」があって、シューッとかけても逃げていくでしょ。待て~~~って追いかけながらかけるんですけど……。

ア: 逃げ切られてしまうこともある?

筆: ええ、逃げられると、どこかで息を吹き返しているのではないか、逆襲しに来るのではと怖くて夜も眠れません。

ア: 十分にかけないと、息を吹き返すパターンはあります。それ、ゴキブリ専用の殺虫剤じゃないのでは?

筆: あ、そうです。蚊とかハエとか全般的に効く汎用タイプです。

ア: 専用タイプの方が効果が高いです。ゴキジェットプロだと一撃で仕留められます。パッケージには5秒って書いてありますが、2、3秒でまず動きを止めてしまいます、よって逃げられない。

筆: それは心強い。これまでは逃がしたくないがために、1分くらいこれでもかって浴びせ続けて、自分が殺虫剤にまかれてむせ返ることもあったし。

ア: こっちの「ナチュラス」は零下85度で凍らせるタイプ。体温を瞬時に奪って動きを止め、天然ハッカ油で息の根を止めます。

筆: ダブル攻撃だ。かっこいい。

ア: 水に吹きかけると、あっという間にシャーベット状になりますよ。もちろん、食べてはダメですが。

筆: 天然ハッカ油って効くんですか?

ア: 効きますよ! それに人体には害がないよう作ってあります。最近はペットや小さいお子さんへの影響を気にされる方もいらっしゃいますので、安全、安心志向が殺虫剤にも求められていますね。

●飼育施設

筆: ところで、殺虫剤メーカーさんは害虫の飼育施設とか、実験場をお持ちですよね。足を踏み入れたいとは思いませんが、こぼれ話があれば聞かせてもらえませんか……?

ア: 私は元は研究者だったので、実験室での仕事歴は長いです。大量に飼育してはオスとメスを分けたり、薬剤の効きを調べたり、専用の部屋で働いていましたね。

筆: ど、どんな感じの場所なんですか……。

ア: 飼育室には60万匹のゴキブリがいます。ガラス越しに部屋を見渡せるのですが、ガラス一面ビッシリと真っ黒いゴキが張り付いてうごめいています。

筆: ろくじゅうまん……。

ア: 一部屋にです。巣となるアイテムをいくつも床に置いてあり、生活しやすいような環境にしてあります。

筆: 一部屋にろくじゅうまん……想像するだけで阿鼻叫喚の地獄絵……。あ、写真があっても見せないでください。多分気を失うので。で、その施設を外部の人が目にする機会ってあるんですか?

ア: 社会見学で小学生が来ることも。

筆: トラウマになりそう。

ア: 必ず何人かは「ぎゃーーーーーーー」って叫んでますね。大人でもダメな人は本当にダメで、入室前に「覚悟してくださいね、気を確かにしてくださいね」とはお伝えします。

筆: 私はオシッコちびる自信がある。

ア: 外界のゴキブリは病原菌を運んだりするので不潔ですが、実験室で培養したモノはキレイなんですよ。見た目はともかく、不潔ではないです。

筆: 理屈では分かりますけど……。

ア: 死体はふつうに素手で拾うこともあるし、実験ケースから逃げ出したのをほいっと素手でつかんでケースに戻す研究者もいますね。ふつうの光景です。

●ゴキブリの遺影を掲げる「虫供養」

ア: あと、これは積極的にメディアの方にお話していることではないんですが、「虫供養」という行事を毎年行います。お寺でお線香をあげ、お経を読んでもらって、ゴキブリの遺影を掲げてお祈りするんですよ。

筆: へーーーーー。

ア: 大量の害虫を培養しては殺しているわけで、たとえ害虫といえど、殺生をしていることに変わりはないですから。

筆: それは面白半分とか酔狂ではなく、いたって真剣にやっているんですよね。

ア: もちろんです。端から見るとシュールに見えるかもしれませんが、マジメにやっています。

筆: 命に感謝しているってことの表れですか。

ア: そうです。動物愛護の精神に近いですかね。面白おかしく書かれるのは本望ではないので、対外的に「こういう活動をしています」的な発信はしていません。一度、どこからか話を聞きつけた新聞社さんが、取材を申し込んできたことはありましたが。

筆: おふざけトーンで記事にされたら心外ですもんね。

ア: ですね。なので基本は社内でひっそりとやります。消費者の方々にわざわざお伝えすることでもないでしょうし。

筆: なんか、ちょっといい話になってきた。どうもありがとうございました。これで人類はGに勝てそうです。家に帰ったら早速殲滅してやります!

●中山順司(なかやま・じゅんじ)

ロードバイクをこよなく愛するオッサンブロガー。“徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。freee株式会社勤務&経営ハッカー編集長。ブログ「サイクルガジェット」運営。

最終更新:7/1(土) 11:10
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