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4年ぶりアカウミガメ産卵、153個確認―南伊豆・弓ケ浜海岸

7/1(土) 13:08配信

伊豆新聞

 南伊豆町湊の弓ケ浜海岸で30日、ウミガメの産卵が4年ぶりに確認された。産卵したのは甲羅の幅90センチほどのアカウミガメで午前5時35分ごろ、巡回中の町教育委員会職員が発見した。卵は職員らが掘り出し、海岸西側の金網で覆われた保護施設でふ化まで養育する。

 産卵場所は旅館・季一遊付近の砂浜。穴の直径は35センチで深さ30~60センチの場所に153個の卵あった。保護作業には住民や観光客が見学に集まり、次々掘り出される白いピンポン玉のような卵を見つめた。保護施設に移し元と同じ深さに埋め直した。60日前後でふ化するという。

 弓ケ浜海岸ではシーズンになると毎日、町教委職員と町ウミガメ保護監視委員が交代で見回りをしている。町教委担当者の外岡三郎さんは「無事に全部がふ化してくれるのを願っている」と話した。

 アカウミガメは環境省の絶滅危惧1B類(絶滅危惧種)に指定されている。日本で生まれた個体は米国のカリフォルニア半島沖で成長し、産卵のため帰ってくる。産卵時は雌雄が決まっておらず、卵の周りの砂の温度によって変化する。28度以下なら雄、30度以上で雌になるという。

 【写説】安全な場所へ移すため卵を掘り出す町教委職員=南伊豆町の弓ケ浜海岸(午前9時10分ごろ撮影)

最終更新:7/1(土) 13:08
伊豆新聞