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「天声人語 2017年7月1日」

7/1(土) 7:00配信 有料

朝日新聞デジタル

 推理小説は、基本的人権の保障される民主主義社会において発達する。そんな説を推理作家の森村誠一さんが述べている。人権をないがしろにする国では「合理的な証拠は必要なく、容疑者を捕らえて拷問にかけ、自供させれば、一件落着である」(『ミステリーの書き方』)▼そんな国で小説の中でだけ証拠を積み上げアリバイを吟味してみても、確かにシラケてしまいそうだ。緻密(ちみつ)さを追求する作家ならではの発想であろう▼この事件の捜査のやり方には、森村さんが前提とする合理性がどこまであったか。1979年に鹿児島県で男性の変死体が見つかった「大崎事件」である。……本文:1,170文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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