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スバル「アイサイト」が大幅進化 高速道「同一車線」で自動運転

7/1(土) 16:00配信

J-CASTニュース

 SUBARU(スバル)は、高速道路の渋滞を含む全速度域でアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御する安全運転支援システムを搭載した新型「レヴォーグ」と「WRX S4」を2017年夏に発売する。「ぶつからないクルマ?」のキャッチフレーズで知られるスバルの運転支援システム「アイサイト」を大幅に進化させ、高速道路の同一車線で自動運転を実現させる。

 現状ではドライバーがステアリングを軽く保持しなくてはいけないルールだが、高速道路の同一車線で自動運転が可能な技術は、日産自動車が2016年8月、ミニバン「セレナ」に「プロパイロット」の名称で導入し、人気を呼んでいる。17年6月8日にはスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」にも採用した。

■「車線変更」も

 トヨタ自動車は同様の技術のほか、自動ブレーキだけでは歩行者などとの衝突が避けられないと判断した場合、自動でステアリングを操舵して衝突を回避する世界初のシステムを開発。2017年秋に発売する高級車ブランド「レクサス」の新型LSに搭載する。新型レクサスLSの新技術は、ドライバーが方向指示レバーを操作することで、車線変更の支援も行うことができる。

 車線変更を含む自動運転技術は、同じく高級車のメルセデス・ベンツが2016年7月、新型Eクラスに日本でも採用。米国の電気自動車メーカー、テスラも16年1月、日本で発売する一部のモデルに搭載するなど、高級車を中心に国内外で技術開発競争が進んでいる。

 一方、日産やスバルの自動運転技術は車線変更までは行わないが、手ごろな価格でドライバーを支援するほか、安全運転にも役立つのが特徴だ。

「時速ゼロキロから120キロまでの幅広い速度域で作動」

 スバルが近く発売するアイサイトの新技術は「ツーリングアシスト」と呼ばれ、従来の「車線中央維持」の作動領域を拡大。自動ステアリング機能に当たる「先行車追従操舵」を追加し、「全車速域追従機能付クルーズコントロール」と組み合わせることで、高速道路でアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御する。「時速ゼロキロから120キロまでの幅広い速度域で作動し、ドライバーの運転負荷を大幅に軽減する」という。

 ツーリングアシストを搭載した次世代アイサイトについて、スバルは新型の「レヴォーグ」と「WRX S4」の全車に標準装備するとしている。いずれも「走りのスバル」を代表するモデルだが、トランスミッションはスバルが「リニアトロニック」と呼ぶCVT仕様に限られる。6速マニュアル仕様の「WRX STI」には今回もアイサイトの搭載は見送られる。

 スバルはアイサイトをさらに進化させるため、北海道・美深町のテストコース「スバル研究実験センター美深試験場」を改修。高速道路のカーブ、高速道路の分合流、市街地を想定した交差点のほか、北米のフリーウェイ(高速道路)を想定した路面を新設。「総合安全No.1ブランドを目指し、アイサイトのさらなる進化に向けた技術開発を進める」という。

最終更新:7/1(土) 16:00
J-CASTニュース