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自治体の課題「何それ?」な、あなたに…「彼の本心」悩む女心で説明してみた 都民が「重視する政策」は?

7/2(日) 7:00配信

withnews

 子育て、福祉、雇用対策……。住んでいる街の課題って何だっけ? 首都大学東京の渡邉英徳研究室が、恋と選挙を「情報戦」という視点から調べるプロジェクトを進めています。先輩から突然の告白、ちらつく本命彼女の影。揺れ動く女心をノベライズ、自治体が抱える政策課題を読み解きます。

本命の彼女は一体、誰?

 「佳祐さん、こんにちは。この前はご馳走さまでした。

 告白も嬉しかったです。

 ただ、いくつか聞きたいことがあるんです。

 おいしい日本酒、また一緒に飲みに行ってもらえませんか」

 絵梨香のメッセージに、佳祐からすぐに返信がきた。
 
 「もちろん、また行こう。いつがいい? 今週は金曜日なら都合いい」

 「了解しました。金曜日、楽しみにしています」

そんな私になぜ彼が告白してくれたんだろう

 絵梨香はメールを送ってはみたものの、核心を聞けるのか、正直分からない。ドキドキしてきた。

 絵梨香の実家は八王子駅から徒歩15分ほどの住宅街にある。大学まで電車で40分ほどの距離。カフェのバイト代は地下アイドルの追っかけにつぎ込んでいる。正直、お気楽な学生だ。

 そんな私になぜ彼が告白してくれたんだろう。

 釣り合わないんじゃないかな。

 気が合うのは間違いないんだけど。

「待って。突然で意味がわからないよ」

 大学4年の春、佳祐は、やよいと大学近くのカフェで待ち合わせた。

 「お待たせ」
 
 ふんわりしたレースのブラウスに、ハイウエストのストレートジーンズを着こなすやよいは、相変わらず綺麗だった。
 
 「久しぶり。就活で全然会えないね」

 「そうだね。やよいはエントリーシート書けた?」

 「そのことなんだけど。

  私、やっぱり東京で働くことはできない。

  地元に帰ろうかと思って」

 「帰るの? 聞いてないんだけど。俺と一緒に東京にいるって言ってくれてたじゃん」

 「そうなんだけど、親も帰ってこいって言うし。佳祐のことは好きなんだけど、私、東京で働いて、結婚して、子供を育てていける気がしなくて。地元に帰ったら、親もいるし、仲のいい友達もたくさんいるし。私も相当、悩んだんだけど」

 「待って。突然で意味がわからないよ」

 「本当にごめん」

 やよいが謝りながら泣き始めた。

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最終更新:7/2(日) 7:00
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