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標準治療を遅らせた? 海老蔵“スピリチュアル信仰”の是非

7/1(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 小林麻央さん(享年34)の逝去から、はや1週間、海老蔵一家はもとより、日本国民全員が悲嘆にくれている状況だが、今週発売の「週刊新潮」がある疑問を呈している。

 麻央さんは14年2月に人間ドックを受診。左乳房にしこりが見つかり、要再検査で都内の病院を受診したところ、白黒はっきりつかないため、3カ月後に再受診するよう促されたという。その8カ月後に再検査に訪れ、がんが見つかり、脇のリンパ節にも転移していることが明らかに。医師からは抗がん剤治療などの標準治療を提示されたが、これを断り、気功治療を行っていたというのだ。

 がんが見つかった段階で標準治療を行っていれば一般的には5年生存率で90%といわれているのだが、がん治療に訪れたのは発見から1年4カ月後。もうリンパが瘤のように腫れ上がり、乳房から膿が出るほどになっていたという。

 医師の米山公啓氏がこう言う。

「代替医療に頼る前に、医師を訪ねセカンド、サードオピニオンに回るべき。医師の意見をたくさん聞くことで治療法を考えれば、もう少し考え方も変わったかもしれません。患者さんの年齢に関係なく、腫瘍はとにかくより早く取り除くことが生存率を高めます」

 海老蔵は風水や占いにも傾倒。2カ月前には東銀座のパワーストーンショップを訪れていたことも報じられており、普段から信心深いことで知られていた。

 芸能リポーターの川内天子さんはこういう。

「麻央さんは乳房を失うこと、抗がん剤治療をしたらしばらくは子供を産めなくなることに躇躊されたのではないでしょうか。有名人だけにたくさんの情報が入り、高額な民間療法もかなえられるお金もあるからこそ、選択肢が多かったのかもしれません」

 藁にもすがる気持ちはわかるが、民間療法やスピリチュアルでは、やはりがんは治らないのだ。