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御殿書院の「位置特定」 静岡市が「小島陣屋跡」発掘調査

7/1(土) 9:30配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡市が行っている国指定史跡「小島陣屋跡」(同市清水区小島本町)の2017年度発掘調査で、調査グループは30日までに、御殿の一部である書院の柱の痕跡を複数発見した。推定される柱の約9割の痕跡が見つかったため、「書院の位置が特定できた」(市担当者)という。市は7月2日、発掘調査場所を一般公開する。小雨決行。

 発見された痕跡は、建物の柱を置くための平らな「礎石」や「根固め」と呼ばれる礎石を安定させるための石の集合。見つかった全ての痕跡が1913年刊行の「小島村誌」所載の「小島陣屋図」や、別の場所に移築され現存する書院から推定される建物の復元図と合致したという。

 小島陣屋跡は1704年に初代小島藩主となった松平信治が構えた屋敷跡。市は史跡を整備し、歴史を学ぶ施設として活用することを目指し、測量や発掘調査を行っている。現存する書院は今後、今回の発見場所に移築して一部復元する予定。

 書院の発掘調査は7月7日まで。調査が終わると埋め戻され、再発掘の予定はないため、市が一般公開を決めた。市の担当者は「礎石や根固めがそのまま残っているのは珍しい。歴史を体感してほしい」と話した。公開時間は午前10時~午後2時。午前10時半と午後1時に市職員による説明を行う。

静岡新聞社