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【阪神】ドラ2大山「人生で一番幸せ」プロ9打席目初安打がV弾!連敗8で止めた

7/2(日) 6:05配信

スポーツ報知

◆阪神3―1ヤクルト(1日・甲子園)

 迷いなきひと振りが、虎の呪縛を解いた。0―0の3回2死二、三塁。ルーキー大山は雑念を振り払った。「自分のスイングをするだけと決めていた」。原樹の145キロ直球を振り抜くと、高く舞い上がった白球は左翼席ぎりぎりへ飛び込んだ。

 プロ入り2度目のスタメンで5番に起用された男が、プロ9打席目で初安打初本塁打。先制3ランが、そのまま連敗を8で止めるV弾になった。金本監督はスタンドインの瞬間、大声を上げベンチのラバーを右手でたたいた。「プロ野球に入ってきて、初仕事が大仕事になった」と、本人以上に興奮していた。

 「ファンの皆さんの声援が本塁打にしてくれた。今までの人生で一番、幸せな時間でした」。阪神新人による初安打初本塁打は、代打の神様と呼ばれた八木裕が87年5月13日の巨人戦(後楽園)で放って以来、30年ぶりの快挙だった。

 オープン戦で打率3割3分3厘を残したが、線の細さを指摘され開幕前に2軍落ち。ウエスタン・リーグでも打率2割3分2厘と苦しんでいた。体重が約5キロ増え6月18日に“お試し”で1軍に昇格したが、この一戦まで7打席音なし。そんな男を、指揮官は5番に置いた。「正直みんな調子を落としていて、他に打つ打者がいなかった。思い切って、新人だから(無理だ)と考えずにいきました」

 8連敗は昇格前日の17日にスタート。「僕が上がってから1勝もしていなかったので、悪いものを持ってきてしまったと思っていた。勝ちに貢献できたことが一番良かった」と大山。虎にとって長く苦しかった時間。その副産物として、期待の長距離砲が大きな一歩を踏み出した。(金川 誉)

 ★生まれとサイズ 1994年12月19日、茨城・下妻市生まれ。22歳。181センチ、85キロ。右投右打。年俸1500万円。

 ★球歴 つくば秀英高では投手兼遊撃手。白鴎大では1年春から三塁の定位置をつかみ、4年時に大学日本代表の4番。昨秋のドラフト1位で阪神入団。

 ★恩師は「走れコウタロー」 白鴎大では教授を務める歌手の山本コウタロー氏が野球部長。沖縄キャンプでも激励を受けた。

 ★ラッキーカラーは赤 グラブ、手袋、リストバンドなど野球用具一式を赤で統一。「大学時代から意識して使っている。身に着けると力が出る感じ」

最終更新:7/2(日) 7:54
スポーツ報知

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