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眠気を吹き飛ばせ! カフェインの正しい摂り方

7/1(土) 18:00配信

All About

◆眠気覚ましの定番・カフェインの効果

目覚めに一杯、あるいは退屈な会議のときに一杯と、眠気覚ましの飲み物といえば、まずコーヒーやお茶などのカフェイン飲料が思い浮かびます。では、どのようなメカニズムでカフェインが眠気を取ってくれるのでしょうか?

脳の中で働く睡眠物質のひとつに「アデノシン」があります。アデノシンは、「GABA作動性神経」を通じ、脳の活動を抑えたり、視床下部にあるノンレム睡眠の中枢に働いて脳全体を眠らせたりする働きがあります。このため、アデノシンが脳に溜まってくると眠気が強くなってくるのです。

カフェインは、アデノシンが細胞に作用することを邪魔して眠気を減らします。また、脳の「報酬系」という部分を刺激するので、起きているのが楽しく何となくハイな気分にして覚醒度を上げてくれます。

◆カフェインの即効性・効果の持続時間

カフェインを飲むと、一部は胃から、残りの大部分は小腸から吸収されます。吸収の速度は比較的早く、口から入った45分後には99%が吸収されています。カフェインを摂ってから血液中の濃度が最大になるまでの時間は、条件によってばらつきがあり15分~120分かかります。

たとえば温度によっても異なり、温かいコーヒーを飲んだ場合、血中濃度が最大になるのは摂取後30分~1時間ですが、アイスコーヒーを飲むと小腸粘膜の毛細血管が収縮し、胃の運動も低下するので、1~2時間後にやっと最大値に達します。

血液中のカフェインの濃度が最高値の半分までに減る時間(半減期)は、健康な人の場合2時間半~4時間半。年齢や肝機能で変化するので、若い人で1~2時間、高齢者で4~5時間がカフェイン効果の目安です。

◆妊娠中・授乳中のカフェイン摂取

妊娠初期は、ホルモンの関係で眠気が強くなります。また、出産後は赤ちゃんの睡眠・覚醒パターンに振り回されて寝不足になりがちです。しかし、妊娠や授乳中のカフェイン摂取は控えてください。

カフェインは胎盤を通して胎児にも届きますし、カフェインの成分は母乳の中にも出てしまいます。胎児や新生児、乳児は肝臓での代謝機能がまだ十分ではないため、カフェインの効果が強く長く続いてしまい危険です。

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最終更新:7/1(土) 18:00
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