ここから本文です

西武、森コーチ弔い白星捧げられず 雄星「勝ちたかった…」0封の大石は大粒の涙

7/1(土) 6:01配信

西日本スポーツ

 ◆西武0-3オリックス(30日・メットライフドーム)

 悲しみをこらえて立ったマウンドで被弾に泣いた。1点ビハインドの5回無死一塁。マレーロに2打席連続弾を浴びた菊池が両膝に手をつき、うなだれた。「勝ちたかった…」。急死した森投手コーチへのチーム全員の思いを背負っての129球だったが、西武のエースとして弔いの白星をささげられなかった。

【写真】森コーチ死去に「まだ気持ちの整理がつきません」とうつむく雄星

 ベンチとブルペンには森コーチの背番号89のユニホームが持ち込まれ、選手は喪章を着けて出場した。左翼席には「森慎二を忘れない」と記されたフラッグも掲げられた。必勝を期した追悼の一戦だったが、投打の歯車がかみ合わなかった。

 菊池は150キロ超の快速球を連発。自己ワーストの11安打を浴びながらも7回3失点と粘ったが、勝利を呼び込めなかった。登板前日に「気持ちの整理がついていない」と語っていたエース。試合後は「森さんは兄貴のような存在だった。自分にできるのは勝ち続けることだけ」と口にするのがやっとだった。9回に登板し、1イニングを無失点に抑えた大石は「これからも慎二さんに恥じない投球をしたい」と大粒の涙をぬぐった。

 打線は9回、一発出れば逆転サヨナラとなる1死満塁の好機をつくるなど、諦めない姿勢はみせた。辻監督は「いろいろな意味で勝ちたかったが、選手はよく粘った」とたたえた。目の前の一戦に死力を尽くす。それが今の西武にできる森コーチへの供養だ。

西日本スポーツ

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合7/23(日) 8:55