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ニセ電話詐欺から高齢者を守れ!ATM振り込み制限 佐賀東信組

7/1(土) 10:31配信

佐賀新聞

8月から 限度額超は窓口対応

 高齢者のニセ電話詐欺被害を防ごうと、佐賀東信用組合(佐賀市)は8月8日から、3年以上にわたってキャッシュカードで振り込みをしなかった70歳以上を対象に、現金自動預払機(ATM)の利用制限を設ける。佐賀県内の金融機関では初の試みで、県警と連携して対策を強化する。

 利用制限を受けると、振り込み限度額が1千円になる。対象者がこの額を上回って振り込もうとした場合、「限度を超えているため窓口へ問い合わせてください」などと画面に表示される。窓口での対面チェックが可能になる。

 対象者は顧客全体の約5%を占める。利便性も考慮して、過去3年間のキャッシュカード未利用者に絞った。信組の担当者は「ATMを普段利用しない人がニセ電話詐欺に遭う傾向にある」と話し、預金を守る手だてになるとみている。

 制限を受けていても、預け入れや引き出しはできる。窓口で制限を解除することもできるが、意思を確認するための印鑑と身分証明書が必要になる。

 県外の事例を参考に県警は5月、県内の金融機関にATMの振り込み制限を要請していた。「還付金詐欺などへの有効な対策になる。被害者を減らすため、別の金融機関でも同様の取り組みを積極的に検討してもらいたい」と話す。

 県警によると、2016年に把握したニセ電話詐欺の県内での被害件数は69件で、被害総額は2億2579万円。今年も36件発生し、総額は1億300万円に上る。

最終更新:7/1(土) 10:33
佐賀新聞