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《ブラジル》青年会議所=35周年を機に活発化へ=式典で成果確認、未来へ=「最初は駐在員が大多数」

7/1(土) 8:31配信

ニッケイ新聞

(ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」1日付)




 「過去を尊重し、未来へ羽ばたく」―。ブラジル日本青年会議所(中野マルシア会長、以下JCI)は、『創立35周年記念式典』を24日夜、サンパウロ市内の客家会館で開催した。同会議所を巣立ち各界で活躍する卒業生や、活動を支援してきた協賛企業や日系団体関係者ら300人が駆けつけ、華やかに式典が催された。



 楽器の演奏により高揚感高まるなか、出席者が全員起立し行動規則の朗読により式典は始まりを告げた。


 在サンパウロ総領事館の関口ひとみ首席領事は、「35年間、理念を変えることなく事業を発展させた」と称賛し、今後への活躍に期待を込めた。

 35周年事業の一環として、駐在員向けに両国の文化や伝達手段の違いを解説する講演『ブラジリアンマインド』を4月に行って盛況だったほか、9月以降には『東洋街の活性化プロジェクト』として、日系社会や進出企業の駐在員も巻き込み、共同で清掃活動等を行う予定。


 82年にブラジル日本商工会議所の一部として産声を上げ、様々な事業を行ってきた。今年2月に就任した中野マルシア会長(38、二世)は「多くの愛情や献身、責任、信条によって支えられ、多くの人々に恩恵を与え、社会の発展に貢献してきた」と語った。

 また、「ブラジルは政治経済的な危機。価値観の危機に直面している」と前置きし、「今晩は世代をまたいで絆を深める機会。これまでの成果を想起し、団結や信頼をさらに強め、さらに社会に貢献していきましょう」と呼びかけた。

 協賛企業代表者へ謝意を表わし贈呈品が手渡されたほか、出席した歴代会長24人に感謝状が手渡された。続いてケーキカットや前途を祝って鏡割りが行われると、会場は熱気に包まれた。


 ブラジル日本商工会議所の平田藤義事務局長は「民政移管やハイパーインフレなど激動の時代において、色々な社会的困難に耐えながらたくましく活動してきた」と称え、「自発的で活力ある若い力。彼らだからできる素晴らしい式典になった」と喜びを見せた。

 85年に初の二世会長になった砂古エルネスト洋さん(57、二世)は、「当時は駐在員と日系人が集う場所は、ここだけだった。小さい会社を営んでいた自分は、普段会えないような人ともお付き合いをさせてもらい得がたい経験をさせてもらった」と懐古し、「他国の若者とも接する機会があり、今も非常に役立つ経験になっている」と語った。

 「最初は駐在員が大多数だったが、現在は殆んどいない。かつてのように、もっと積極的に参加してもらえたら」と今後に期待を寄せた。

最終更新:7/1(土) 8:31
ニッケイ新聞