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「JR最高」で宇宙も楽しめる観光列車「HIGH RAIL 1375」デビュー その特徴は?

7/1(土) 15:10配信

乗りものニュース

JR線でもっとも空に近い場所を走行

“JR最高”が特徴のひとつである観光列車が2017年7月1日(土)、運行を開始しました。JR東日本が送り出す「のってたのしい列車」のひとつ「HIGH RAIL 1375(ハイレール・イチサンナナゴ)」です。今年7月から9月まで開催される観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)」に合わせて登場しました。

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 この「HIGH RAIL 1375」が運行される、山梨県北杜市の小淵沢駅と長野県小諸市の小諸駅を結ぶ小海線(78.9km)は、JR線でもっとも標高が高い地点を走行。列車の名前はこのことに由来しており、「1375」は小海線の清里~野辺山間にある「JR鉄道最高地点」の標高です。

 ちなみに、JR線で標高がもっとも高い場所にある駅は、小海線の野辺山駅(長野県南牧村)で1345m。標高が高い場所にあるJR駅トップ10のうち、実に9駅が小海線で、同線にはその車窓からもよく見える「八ヶ岳高原線」という愛称がつけられています。

 そんな“JR最高”が特徴のひとつである「HIGH RAIL 1375」のコンセプトは「天空にいちばん近い列車」で、実際にJR線でもっとも空に近い場所を走ります。車内空間は「小海線沿線の豊かな実りを育む『大地』から思いをはせる『空』『宇宙』へのつながり」「大人には少しノスタルジック」「子どもにはワクワク」なものにしたといい、内外装、提供される料理ともそうしたさまざまな仕掛けがされているほか、“実際に「宇宙」を楽しめる”のも、この「HIGH RAIL 1375」の特徴です。

あえて夜に走る観光列車「HIGH RAIL」、その当然なワケとは

「HIGH RAIL 1375」による列車は、小淵沢10時30分発の中込行き臨時快速「HIGH RAIL 1号」、小諸14時22分発の小淵沢行き臨時快速「HIGH RAIL 2号」、そして小淵沢18時20分発の小諸行き臨時快速「HIGH RAIL 星空」の3本が運行され、「星空」では途中、実際に宇宙を楽しみます。

「星空」は野辺山駅に約1時間停車。そのとき駅前の公園にて、「星空案内人」が眼前に広がる宇宙を解説してくれるのです。野辺山は国立天文台がおかれている場所で、同駅がある長野県南牧村は天文学者が選ぶ「日本で一番綺麗な星空ベスト3」に入った場所。雨天時は、屋内で星空映像の上映会が行われます。

「HIGH RAIL 1375」は内外装、サービスにも「星空」がちりばめられています。

 外装のデザインは、車体をキャンパスに見立て、金属風の質感をベースに、小海線の夜空や車窓を流れる八ヶ岳の山々を描いたもの。ロゴデザインには「JR鉄道最高地点」を走る列車として山々から宇宙までを表現し、天空のロマンとファンタジーのイメージを込めたといいます。

 車内では、座席を星座の柄にしているほか、星をイメージした黄色い枕カバーを採用。2号車の「ギャラリーHIGH RAIL」ではドーム型の天井に星空映像が映し出され、「HIGH RAIL 星空」として走る場合はそこで星空案内人による映像上映会も実施されます(小淵沢~野辺山間)。また「ギャラリーHIGH RAIL」には約30冊の天文関係書籍が用意され、車内Wi-Fiで小海線沿線から「空」「宇宙」を感じて楽しめるという車内限定オリジナルコンテンツの配信も行われます。

 ちなみに車内Wi-Fiでは、沿線の観光案内やリアルタイムの走行映像も配信され、運転士気分を楽しめるとのこと。インターネット接続はできません。

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