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【インディカー】ホンダ、エンジントラブルの原因を究明。次戦アイオワより対策開始

7/1(土) 16:47配信

motorsport.com 日本版

 ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)の代表であるアート・セイント・サイルは、今シーズンのホンダエンジンが抱えている信頼性不足の原因が究明され、来週末のアイオワ戦でいくつかの新しいアップデートを投入すると明らかにした。

写真:インディ500優勝の佐藤琢磨。日本人初の快挙となった

 セイント・サイルは、原因の詳細について言及しなかったが、それがエンジン内部に組み込まれたパーツであり、これまでの3年間では何の前兆はなく、”シミュレーション上では示されない、断続的に悪化が進行している問題”であったと示唆した。

 彼はIndyCar.comに次のように語った。

「現段階では、エンジンに大きく変更する予定はない。今、8台のエンジンのうち約1台の割合で故障が発生している。問題は通常の場合、非常に初期に起こる。つまり、エンジンに問題があれば、早期にその症状が現れる」

「我々はエンジンのスペアをプールしておき、引き続き今のエンジンを使用していきたいと思っている。そして今のエンジンの寿命が終わった時に、新しいエンジンと入れ替えたい」

 アイオワ・スピードウェイではレース特性に合わせて、改良されたパワープラントの一部が持ち込まれ、その1週間後に行われるトロント戦では、より大規模に導入されることになるという。

「もう過ちは起こさないというわけではないが、我々は失敗しないよう対策した」

「馬力を増やすほど、パーツに大きな負荷がかかる。それは基本的なことだ。今回の場合、そうすることでその特定のパーツの安定性が低下した」

 インディ500で、フェルナンド・アロンソとライアン・ハンター・レイ、チャーリー・キンボールが見舞われたエンジントラブルに対してセイント・サイルは次のように言及した。

「基本的に我々の主な目的は、インディ500で勝利することだ。たとえエンジンをフルパワーで走らせたとしても、大半は生き残ると睨んでいた」

「その点、我々はその交換条件を喜んで受け入れた。もし全てのエンジンがダメになってしまうのであれば、おそらくそのようなこと(フルパワーで走らせること)はしなかっただろう」

「全てにおいてシチュエーションが異なっている。しかし今回は、勝利の呼び寄せることができたという嬉しい結果となった。毎年リスクを背負っているのだ」

 ホンダは、アンドレッティ・オートスポートと佐藤琢磨とともに、今年のインディ500で勝利し、これまでのレースもシボレーに対し10戦中6勝している。

David Malsher

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