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「はじめてのカウンター」の魅力女将が伝授 川崎・武蔵新城「すし勘」

7/1(土) 12:02配信

カナロコ by 神奈川新聞

 「回らない」すし店でカウンターデビューを-。若い世代にすし文化の魅力を伝えていこうと、JR武蔵新城駅近くで42年続く名店「すし勘」(川崎市中原区)が、「はじめてのカウンター」と題した新サービスを6月から始めた。気さくな女将(おかみ)がナビゲーター役となり、職人の技やおいしい食べ方を懇切丁寧に伝授する。

 路地の一角にたたずむ高級感のある店構え。のれんをくぐると、天然ヒノキを使ったカウンターがお目見えする。東京・銀座の名店「勘八」で店長だったすし職人が独立し、銀座の味を地域で気軽に味わってもらおうと出店した。女将の澤本久恵さん(64)は「昔からの常連客は60~70代となったが、七五三や入学・卒業祝いなどで連れられてきた子どもの世代も食べに来てくれるようになった」と話す。

 ただ近年は、大型の回転ずしチェーンが増えている一方、小規模のすし店が全国的に減少している。澤本さんは「個人店は経営を維持するのも難しいが、職人の磨かれた手さばきや粋な会話を昔ながらのカウンターで味わってもらい、その魅力を知ってほしい」と企画を考案した。

 新サービスは飲食代のみで、シャリをふわりと握る技や、ガリ(ショウガ)やワサビを添える理由、しょうゆの付け方など、すしの基本から教えてもらえる。「カウンターは敷居が高いと感じている若い世代にも楽しんでもらえるよう、ナビゲートしていきます」

 1日3組限定(カップルまたは女性2人組)で、一人前2500円~(日本酒一合瓶サービス付き)。平日(月曜休み)のみの実施で完全予約制。昼と夜で選べる。問い合わせ・予約は、すし勘電話044(755)3518。