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韓米首脳「段階的・包括的なアプローチで北朝鮮核問題を解決」

7/1(土) 19:04配信

ハンギョレ新聞

単独・拡大会談後に共同声明を発表 高官級の戦略協議体の構成に合意 トランプ大統領、FTAの再交渉を公式化 「互恵的な経済協力関係を構築」 防衛費分担金の引き上げ要求も

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領と首脳会談を開き、堅固な韓米同盟に基づき、両国が北朝鮮核問題の解決と朝鮮半島の平和、経済的繁栄を実現していくことで意見の一致を見た。両国首脳は韓米自由貿易協定(FTA)調整問題など、経済懸案も持続的に協議することにした。

 文大統領とトランプ大統領は同日午前、ワシントンのホワイトハウスで行われた初の首脳会談後に発表した共同声明で、「韓米同盟こそ同盟の模範」だと強調し、「さらに偉大な同盟に発展させていくことにした」と明らかにした。特に、北朝鮮核問題と関連し、両国首脳は「北朝鮮核問題の解決を最優先課題にし、北朝鮮を非核化に向けた対話に導く」ため、「最高の圧迫と正しい環境のもとでの対話」に対する開かれた立場を確認した。両国首脳は「正しい環境のもとでの対話」について、高官級の戦略協議体を構成し、議論することにした。

 朝鮮半島の平和統一に向けた環境作りのための韓国政府の主導的役割と、南北対話の再開と関連した韓国政府の政策方向に対するトランプ政権の支持も確認した。「非核化と朝鮮半島における平和の構築という大胆なビジョンを実現していくうえで、必須過程である南北関係の改善に対する米国の積極的理解」を求めたのだ。両国首脳はこれに関連し、「安保・国防分野では外交・国防2+2長官会議及び拡大抑止の高位級戦略協議体を定例化することにした」と、政府関係者が明らかにした。

 これと関連し、文大統領は共同マスコミ発表で「トランプ大統領と私は、北朝鮮核問題の解決を最優先課題にし、関連政策を緊密に調整すると共に、そのための制裁と対話を活用した段階的かつ包括的なアプローチのもと、北朝鮮の核問題を抜本的に解決していくことで意見の一致を見た」と強調した。共同マスコミ発表でトランプ大統領は「北朝鮮に対する『戦略的忍耐』は数年続いたが、失敗した」としたうえで、「域内のすべての大国と責任ある国が北朝鮮に対して制裁措置を施行し、北朝鮮政府がより良い道、異なる未来を迅速に選ぶよう求めるのに参加することを求めた」と明らかにした。また、「域内の平和と安定・繁栄に向けて米国と同盟国を防衛するうえで、在韓米軍の駐留費用における公正な分担を実現する」とし、韓国政府に防衛費分担金の引き上げを要求する意向を明確に示した。

 両国首脳は共同声明で、経済分野と関連して「経済成長と雇用創出など共同目標のもと、未来志向で互恵的な経済協力強化案」を作ることにした。まず、貿易分野では互恵で公正な環境を整え、「拡大均衡」を志向しながら、投資増進のために努力すると共に、自由で公正な貿易を保障することにした。また、公正かつ公平な競争環境作りに向けた両国間の協力を通じて、鉄鋼など原材料の過剰設備の削減および非関税貿易障壁の減少のために共に努力することにした。トランプ大統領は共同マスコミ発表で、韓米自由貿易協定(FTA)と関連し、「その協定(韓米FTA)が締結されて以来、米国の貿易赤字は110億ドル以上増加した。韓国企業の対米投資が増えている。(韓米FTAは)あまり良い取引ではないと思う」と述べ、同協定の再交渉を公式化した。

 両国首脳は持続的な意思疎通の基盤を整えるため、これから開かれる主要20カ国首脳会議に備え、韓米日首脳会議を開く一方、トランプ大統領が年内に訪韓することで合意した。

ワシントン/イ・セヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:7/1(土) 19:04
ハンギョレ新聞