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スーパーGT:GT500の中盤戦争いは読めない!? LC500好調維持か、GT-R&NSXの逆襲か?

7/1(土) 20:03配信

オートスポーツweb

 6月30日~7月1日に、鈴鹿サーキットで開催されたスーパーGT公式テスト。このテストは、8月に開催される第6戦鈴鹿1000kmを見据えたものではあるが、GT500クラスは各チームが精力的に周回を重ね、第6戦に向けたテストを行った。

 GT500クラスでは、ウエットからドライに転じた1日目にMOTUL AUTECH GT-Rがトップタイムをマークした。2日目も午前は松田次生が35周、午後は次生が19周、ロニー・クインタレッリが59周をこなし3番手につけた。MOTULは6月6~7日のメーカーテストでも好タイムをマークしており、好調ぶりを維持しているように見えた。

「SUGOでも良かったけど、一発はすごくフィーリングがいい。ただ鈴鹿のロングは今回が初めてで、フィーリングはあまり良くなかったかな。ブリヂストン勢も一緒には走ったけど、ロングはまだまだだと思います」というのは、MOTUL AUTECH GT-Rのクインタレッリ。

「鈴鹿で表彰台に乗ればエクストラポイントもあるし、ランキングでも差を詰められるので、狙いたいとは思っています。SUGO、富士の結果もあるけど、ウエイトハンデを計算してもってきているし、クルマのポテンシャルは上がっている。今回はロングがきちんとできたので、すごく良かった」という。

 クインタレッリによれば、今回のテストではいろいろな方向性を試すこともできたようで、「富士にも活かせる」とのこと。今後GT-R勢が逆襲すれば、シリーズ争いは盛り上がりをみせるのは間違いない。

 また、ホンダ勢も鈴鹿はコンスタントに上位につけており、ウエットとなったセッション1では上位を占めたほか、ドライでも上位に食い込んでいる。「セットアップが進んだ」とRAYBRIG NSX-GTの伊沢拓也は第3戦の予選後語っていたが、中盤戦に向けNSX-GT勢全体のポテンシャルが上がっているのは間違いないだろう。

■レクサス勢のランキング上位はハンデに苦戦!?
 そして、序盤戦で圧倒的なスピードを見せつけてきたレクサス勢だが、このテストでは最後のセッション4でZENT CERUMO LC500の石浦宏明がベストタイムをマークしたものの、「できれば鈴鹿で今季2勝目を狙いたいとは思っていますが、いろいろテストをしてきたものの、燃料流量リストリクターとウエイトがかなり厳しい」という。

 また、セッション3でベストタイムをマークしたのは、現在LC500勢のなかで最もウエイトが軽いWedsSport ADVAN LC500。関口雄飛は「SUGOから勝ちを狙っています」というが、今回ベストタイムを出したときのタイヤは「実際にレースでは使わないタイヤで、コンパウンドが軟らかいものなんです」という。

「ただタイヤはいいものが見つかっています。でも実質、ウエイトハンデやリストリクターのことを考えたら、もっとぶっちぎりでトップにいないと負けているということですから、単純に喜んでいられないところもあります。とりあえず目先の順位が必要なので、頑張ります」

 なお、注目のWedsSport ADVAN LC500をドライブする小林可夢偉だが、セッション4では精力的に周回。GT500への慣れを聞くと、「ちょっとはマシですね。でもまだ分からないです」とのこと。ただ、ラップについては「問題はないです。GT300の処理も大丈夫」という。

 今回のテストでは、各チームとも第4戦SUGO、そして第5戦富士で「これくらいの成績を収めるだろう」と見越してウエイトハンデを搭載してきている。ただ、実際に中盤の2戦でどうなるのかは、レースをやってみなければ分からない。

 それぞれに手ごたえを得て迎える中盤3連戦だが、ここでイニシアチブを握り、優位に終盤戦を迎えるのはどのチームだろうか……?

[オートスポーツweb ]