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専門家が調査 上富田の地滑り現場

7/1(土) 17:00配信

紀伊民報

 地滑りの恐れがあるとして住民に避難指示が出ている和歌山県上富田町岩田の立平地区に1日午前、県の要請を受けた土砂災害の専門家が調査に入った。雨が降る中、約1時間半にわたり斜面の亀裂の拡大状況などを調べた。

 調査に訪れたのは、国土交通省国土技術政策総合研究所(茨城県つくば市)の木下篤彦主任研究官、国立研究開発法人「土木研究所」(同)の竹下航主任研究員。県職員らも同行した。

 現場は、熊野高校近くにある梅畑で、標高約50メートル。昨年7月から現場付近で複数の亀裂が見つかり、県が今年6月3日に亀裂の動きを測る計器を4基設置していた。29日深夜から降り続いた雨の影響で亀裂が大きくなり、1時間当たりの亀裂の広がりが基準値の10ミリを超えたため、町は30日午前、立平地区の11世帯27人に避難指示を出した。

 町は現場近くの町道を通行止めにし、職員を現場に配置するなど24時間態勢で警戒に当たっている。町によると、7月1日午前10時現在、避難対象となっている住民27人のうち、1人が町有施設に、他の住民は親戚などの家に身を寄せているという。避難指示解除の見通しについて町総務政策課は「県の方針と専門家による現地の調査結果を受けて判断したい」としている。

最終更新:7/1(土) 17:00
紀伊民報