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クレディ・アグリコルの最高級リサーチ1540万円から-野村とほぼ同額

6/30(金) 12:15配信

Bloomberg

資産運用会社に金融機関がマーケットリサーチを無料で提供することを禁じる欧州の規制適用が近づく中で、それに対応する銀行側の手の内が明らかになりつつある。フランスの銀行クレディ・アグリコルの場合、最も高額なパッケージの料金は最低で年間12万ユーロ(約1540万円)と、野村ホールディングスの4月の見積もりとほぼ同額になる。また、アナリストへのアクセスがプランによって制限される見通しだ。

クレディ・アグリコルのウェブサイトに掲載された5月3日付の価格設定資料では、さまざまなリサーチ・オプションで「ベーシック」と「プレミアム」コースに分けたサービスが提案されており、アナリストへの直接かつ「アドホック(その都度)」のアクセスが後者には含まれる。最上級のパッケージは20の顧客に限定して提供する。同行の広報担当者は、資料は引き続き有効だと述べた。

年間12万ユーロ以上を払えば、マクロ経済リサーチを含むプレミアム・クレジットパッケージが提供される。ベーシック・パッケージは半額の6万ユーロ。プレミアム通貨・金利パッケージは10万ユーロ、新興市場のプレミアムオファーは8万ユーロからとなる。

欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場令(MiFID2)には、利益相反を避けるため、資産運用会社が支払う取引手数料と銀行側の投資リサーチ費用を分けるよう義務付ける規定が盛り込まれ、来年1月3日に適用が開始される。

クレディ・アグリコルのグローバル・マーケッツリサーチ責任者のジャンフランソワ・パラン氏が署名した資料は「われわれの顧客フランチャイズが大き過ぎるため、シニアアナリストやストラテジストへのアクセスを全ての顧客に保証することはできない。MiFID2の適用後は、比較的少数のリサーチ提供者に顧客の問い合わせが向かうことになると予想している」と説明した。

原題:Credit Agricole’s Priciest Analyst Package Starts at $137,000(抜粋)

Stefania Spezzati

最終更新:6/30(金) 12:15
Bloomberg