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「見た目問題は障害」バケモノと呼ばれた男性の願い 就活で心砕かれ…「君に会いたい」将来を導いた出会い

7/7(金) 7:00配信

withnews

 顔の変形やあざ、麻痺など特徴的な見た目のため、学校や恋愛、就職などに苦労する「見た目問題」。顔に紫色のコブがある藤井輝明さん(60)は、自らの体験を2500校もの学校で講演してきました。「見た目問題」は「広義の意味で障害」語る藤井さん。話を伺いました。

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子どもたちに大人気

――小学校では、子どもたちに「てるちゃん」と呼ばれ、大人気ですね

「私の小学校時代を描いた絵本『てるちゃんのかお』を教材にして、いじめられた体験を、楽しくさわやかに語ります」

「子どもたちには『デブ』『チビ』など、見た目についてニックネームをつけることは人を傷つける恐れがあるから気をつけようね、と話しています」
 
「話を聞いている子どもが、いじめられたり、見た目に悩んだりしているかもしれません。だから、『私はいじめられて死のうと思ったこともあるけど、今は生きていて本当によかったと思っている。コブのおかげで、こうしてみんなにも会えたし、コブは私のチャーミングポイントだよ』と伝えます」

「子どもたちに、コブを触ってもらうこともあります。『感染するような病気ではないよ』ときちんと説明すれば、子どもたちは怖がることなく、コブを触ります。『ぷにゅぷにゅしている』『プリンみたい』と、子どもたちは感想を言います」

「やい!バケモノ」と呼ばれ…

――どのような症状ですか

「生まれた時は、普通の顔でした。2歳の時、血管が変形する『海綿状血管腫』を発症し、右の顔がふくれあがりました」


――手術は受けましたか

「24歳の時、3度受けました。膨らみが大きくなり、放置すれば命にかかわるとのことだったので。コブの大きさは、今の2.5倍もありました」


――初めての差別体験は

「小学校1年生の時です。いじめグループに、『やい!バケモノ。病気がうつるから、近くに来るな』『学校から出て行け』と言われました。石を投げつけられたこともあります」

「『自分は何も悪いことをしていないのに、なんでこんな目に?』と悲しくなり、この世から消えていなくなりたいと思いました」

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最終更新:7/7(金) 7:00
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