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初の牛久沼サミット 周辺6首長、龍ケ崎で6日

7/2(日) 5:00配信

茨城新聞クロスアイ

龍ケ崎市北西部に広がる自然豊かな「牛久沼」を地域振興に活用しようと、周辺6自治体の首長が意見を交わす会議が初めて開かれる。沼に接する龍ケ崎、取手、牛久、つくば、つくばみらいの5市と河内町が連携し、交流人口の拡大や地域経済の活性化を探る、いわば、牛久沼サミット。周囲を巡るサイクリングコースの整備や、点在する観光地を結び付けた周遊コースの構築などを目指す。


龍ケ崎市によると、牛久沼は、面積約3・5平方キロ、周囲約25キロで、水面と水辺は同市と河内町の区域となる。

水辺につながる周囲の土地は5市にまたがり、農業用の水源として古くから利用されてきた。一帯には、各自治体が整備した水辺公園(龍ケ崎市)、観光アヤメ園(牛久市)、茎崎運動公園(つくば市)など観光・運動施設が点在するほか、水辺にはヨシが群生するなど手付かずの自然が残っている。

牛久沼は都心から約50キロ圏の好立地。ハクチョウが飛来するほか、河童伝説が伝わる。沼周辺には、河童画で有名な日本画家の小川芋銭(うせん)(1868~1938年)や、小説家の住井すゑ(1902~1997年)が住み、活躍したことでも知られる。

龍ケ崎市は2019年開業を目指し、牛久沼東岸の国道6号沿いに、道の駅の整備を進めている。併せて沼の魅力を引き出そうと、昨年7月、市民との意見交換会を開催。沼を1周できる散策路や、サイクリングコースの整備などを求める声が数多く寄せられた。同市は、沼の活用には、周辺自治体が協力する必要があると判断し、連携を呼び掛けた。

周辺首長会議は6日、龍ケ崎市役所で開く。周辺地域の魅力向上▽交流人口の拡充▽地域経済の活性化-など、広域的なまちづくりについて意見を交わす。座長に就任予定の中山一生・龍ケ崎市長は「知恵を出し合い、牛久沼を地域の核として育てたい」と意欲を見せる。

会議は継続して開く予定で、事務局となる同市の担当者は「都心にも近い牛久沼には人を呼び込む力がある。周辺自治体が連携することで、地域の魅力向上に結び付けたい」と話している。 (鹿嶋栄寿)

茨城新聞社