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東海第2安全審査、火山灰想定「最大50センチ」 規制委、原電説明を了承

7/2(日) 5:00配信

茨城新聞クロスアイ

原子力規制委員会は1日までに、東海村白方の日本原子力発電(原電)東海第2原発が新規制基準に適合しているかを確認する54回目の審査会合を開き、火山噴火で敷地内に降り積もる火山灰の厚さの想定について議論した。規制委は、原電側が敷地周辺の地質調査や噴火時の風速、風向の不確かさなどを考慮して「最大50センチ積もる」とした説明を了承した。


1月の会合で原電側は、過去の噴火で火山灰が最も堆積したのは赤城山(群馬県)で、ボーリング調査などの結果から審査申請時に最大40センチとした層厚を20センチに引き下げた。それに対し、規制委は周辺で20センチ以上積もった地点があるとして再考を要求。2月13日の現地調査でも東海村内の地層を追加調査するよう求めた。

今回の会合で原電側は、JR東海駅周辺にある六つの地層面を調べ、最大層厚は20センチだったと説明した。ただ、赤城山の噴火を基にした火山灰の動きのシミュレーションで風速や風向を厳しい条件で分析すると、原発敷地内に約49センチ積もる結果になったと報告。水戸市付近で40センチ近く積もったとする文献があることも考慮し、最大層厚は50センチと結論付けた。

規制委側から異論はなく、石渡明委員は「おおむね妥当な検討がなされた」と述べ、了承した。

茨城新聞社