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ヘント久保裕也が野心 欧州4大リーグ「チャンスあれば」

7/2(日) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 1月に移籍したベルギー1部・ヘントで17試合11得点の大爆発。日本代表新エースの呼び声も高き23歳のストライカー久保裕也が、30日午前に勝負の2年目に向けて渡欧した。成田空港で直撃した。

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「昨季は(チーム合流がシーズン途中の)冬からだったけど、今季は夏の最初からいける。よりうまく馴染めるかなと。シーズンを通してずっと結果を出し続けられたらいい」とオフ期間は休養に充てた若武者は、頭を丸刈りにして気合を入れ直した様子だった。

 まずはヘントで始動するが、夏の移籍期間は8月末まで。すでにポルトガル1部の強豪ポルト移籍の話も浮上している。本人も「チャンスがあれば(移籍)したい」とビッグクラブ行きの野心を隠さない。欧州4大リーグ参戦が現実になる可能性もありそうだ。

 ドイツ語が堪能な久保であれば、たとえば香川真司所属のドルトムントに行っても、すぐに適応できるはず。今後の動向が注目されるが、その先には当然、2018年ロシアW杯出場という大目標がある。8月31日にオーストラリアと、9月5日にサウジアラビアとW杯予選を戦うが、本人は「オーストラリアとは対戦したことがないのでフレッシュな気持ちで臨めると思う」と臆することなく言う。とはいえ6月のW杯予選イラク戦では、不慣れな左サイドで起用されて不発に終わった。

 その要因を彼は自分なりに分析したという。

「暑さに慣れていなかったし、環境に適応できていなかった。ハリルホジッチ監督の要求に応え過ぎた部分もあった。監督は(DFの)裏への飛び出しを求めていたけど、それ以外のプレーも必要だった。やはり自分の特徴を失わないようにしないといけない」と自分自身で考え、アクションを起こしていく重要性をより痛感したようだ。

 日本代表で「切れ味鋭いナイフ」のような決定力を再び発揮するためにも、ベルギーでの活躍は不可欠だ。7月30日に開幕するべルギー1部で昨季を上回るゴールラッシュを見せれば、代表新エースの座は確実なモノとなるが、「そのうちスイッチが入ると思いますよ」と不敵な笑みを浮かべた。

(サッカージャーナリスト・元川悦子)