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築堤現場、住民に公開 常総・向石下、今秋完成目指す

7/2(日) 8:00配信

茨城新聞クロスアイ

国土交通省下館河川事務所は1日、常総市向石下地区の鬼怒川で2月から進められる築堤工事の現場を地元住民に公開した。一般的な土盛りの堤防ではなく、大型コンクリートブロックを積む特殊堤防で、今年秋の完成を目指している。

同地区は鬼怒川の西側に位置し、高台で堤防がなかったため、関東・東北豪雨では鬼怒川から水があふれ、住宅5棟が床上浸水した。このため、同省は同地区に延長930メートルの築堤を計画。現在は下流側230メートル区間で、特殊堤防の工事に取り掛かっている。

特殊堤防を採用したのは、河川敷が狭く民家も近接していることから、土盛りでは堤防を築くだけの広さが確保できないため。同事務所担当者は「ブロックを11段積み、高さ約7メートルの擁壁を築く」と説明。現在の地盤と擁壁の間には土を投入し、宅地側から見ると高さ1・2メートルの盛り土がなされるという。

現場公開には地元住民約50人が参加し、担当者の説明を聞いた。工事は地盤改良などを終え、これからブロックを積む作業が本格化する。

福田崇宏区長(64)は「要望書も出して待ち望んでいた堤防工事が始まり、うれしい限り。工事が安全に進むことを期待している」と話した。 (今橋憲正)

茨城新聞社