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【DeNA】桑原が先頭弾&逆転満弾!ラミ監督「シンジラレナイ」

7/2(日) 6:05配信

スポーツ報知

◆巨人4―6DeNA(1日・東京ドーム)

 ミラクルを起こした。2点を追う9回2死満塁。桑原がカミネロの初球、145キロのカットボールを振り抜いた。低い弾道で飛び出した打球は、そのままベイ党で真っ青に染まった左翼席に吸い込まれた。逆転のグランドスラムだ。「無我夢中で思いきり振りました。最高の結果になって良かったです!」。23歳の若きリードオフマンが、敗色濃厚の試合をひと振りでひっくり返した。

 桑原で始まり、桑原で終わった。初回先頭でマイコラスから左中間席に6号ソロ。「チームを勇気づける打席を送りたかった」と今季3本目の先頭打者弾を放つと、最終回には7号逆転満塁弾。1試合で初回先頭打者弾と満塁弾を放つのは、球団史上初の快挙だ。

 指揮官の期待に応えた。レギュラーとして迎えた6年目。開幕から打撃不振に苦しみ、5月までは打率も2割台前半に低迷した。それでも、ラミレス監督から高い守備力とともに「非常にガッツのある選手で、チームにとってすごく価値のある選手」と闘志を買われ、「1番・中堅」を外されることは一度もなかった。

 一時期、コーチ陣からは桑原をスタメンから外すべきだとの意見も出たが、指揮官はかたくなに首をタテに振らなかった。それをチーム関係者に聞かされ、心が震えた。それまでは「積極性、失ってますね…」と弱音を吐くこともあったが、「死ぬ気でやって、監督の期待に応えないと」。一気に前向きになった。

 打撃が上向いてきた6月下旬には、ラミレス監督から「調子が上がってきたね。今までどおり1球目から振っていっていいよ」と声をかけられた。「いつも気を使ってくれる。結果を出して応えたかった」と桑原。先頭打者弾はファーストスイングで、逆転満塁弾は初球打ちだった。

 チームは3連勝で、開幕戦を除き今季3度目の挑戦で初の貯金1。指揮官も興奮を隠さない。拍手をしながら報道陣の前に姿を見せ、「スバラシイ! シンジラレナイ、クワ!」とまな弟子を絶賛。「シーズンを振り返った時に、ターニングポイントになる試合だった。貯金を増やしていくのは簡単ではないが、明日もしっかり勝ちたい」。次なる目標、今季初の同一カード3連勝に狙いを定めた。(片岡 泰彦)

最終更新:7/2(日) 7:52
スポーツ報知